毎年新たな製品を発表するApple。中でも今年は、新型の「iPad(第10世代)」の発売が発表されるのでは、とファンからの注目を集めている。iPad(第10世代)についてのさまざまな噂が飛び交う中、台湾の電子部品業界情報誌「DigiTimes」からiPad(第10世代)の発売に王手をかける情報を報じた。情報によると、2022年9月の発売に向け、新型iPad(第10世代)が制作されているとのこと。もしこの情報が本当であるならば、iPad(第10世代)はどこが進化するだろうか。
歴代のiPad発売日をみると、9月発売説が有力!
DigiTimesが報道した「iPad(第10世代)が9月に発売される」という情報は、特にファンにとってはただの噂で片づけることができないといえるだろう。その理由は過去の発売日にある。歴代のiPadの発売日を確認すると、2019年発売の「iPad(第7世代)」から後は毎年9月に発売されているのだ。もし2022年もこの流れのままならば、9月発売はかなり有力な情報といえるのではないだろうか。
また、毎年9月に行われる新型モデル発売のイベントが2022年も同時期に開催されれば、発売が予想されている「iPhone 14」とともに、iPad(第10世代)の販売も発表されるのではないかと期待を膨らませているファンもいるようだ。
そして発売日と同じくらいファンにとって気になるポイントは、新型となるiPad(第10世代)の価格。従来のiPadと同様、初心者向けで低価格なエントリーモデルとなる可能性が高い。
またここ数年のiPadシリーズを確認すると、その価格は据え置きや値下げされている傾向がある。参考として、2021年発売のiPad(第9世代)の値段を見ると、ストレージ容量の一番低い「64GB」で39,800円、ストレージ容量の高い「256GB」で57,800円と、6万円以内に収まっている。仮に価格の大幅な変更が計画されているとすればiPhoneのように価格の変動が大きく報じられている可能性が高い。それがないとすれば、iPad(第10世代)もこれまでと同様それほど値上げせずに発売されるとも考えられる。
iPad(第10世代)の発売の期待値が上がると、どこが変更するかという点もやはり気になってくるもの。iPadは低価格重視のエントリーモデルのため、モデルはそれほど大きく変わることは無いのでは、という意見も多い一方で、iPad(第10世代)でフルモデルチェンジする可能性も言及されている。
ウェブメディア・MacRumorsの報道によれば、iPad(第10世代)がフルモデルチェンジをした場合、外部端子がUSB-Cタイプに変わることなどが予想されている。また、ホームボタンや指紋認証機能の「Touch ID」については「物理的なホームボタンが続投する」説と「ホームボタンが省略されて『iPad Air(第5世代)』のような電源ボタン内蔵式のTouch IDになる」といった予測もあるようだ。
カラーバリエーションについては昨年と同様、スペースグレイ・シルバーのみという説が有力だが、iPad Air(第五世代)と同様に多色展開する可能性も少なくはない。色も重要な選択肢の一つといえるため、ぜひ多色展開を採用してもらいたい。その他にも、iPad(第9世代)まで使われていたイヤホンジャックの廃止はかなり可能性が高いといえるだろう。iPhoneはすでにイヤホンジャックを廃止していることを受けての予想だが、まだBluetoothイヤホンに慣れていない筆者としては、もし廃止されれば少し残念だ。
情報解禁が待ちきれないiPad(第10世代)。どのような変更に期待を膨らませながら、9月を迎えたい。
引用元【MacRumors】
※サムネイル画像(Image:Mehaniq / Shutterstock.com)