近年のスマートフォンは既存の機能がハイスペック化したり新たな機能を取り入れたりと進化が止まらない。2021年に発売された「iPhone 13」などは、「映画レベルのクオリティで動画が撮れる」ことが広く訴求されていた。そのような機能の進化は、嬉しい一方でスマホの高額化も進ませているという側面も持っている。そのためここ数年は中古スマホのニーズも高まり、中古スマホ市場がみるみる拡大してきている。
今回は、そんな中古スマホの取引数ランキングの最新版をお伝えしていこう。
中古スマホ総合ランキング、1位は「iPhone SE(第2世代)」!
株式会社ウェイブダッシュは9月1日、同社が運営するフリーマーケットサイト「ムスビー」での2022年8月の中古スマホ・中古携帯ランキングを発表した。
「総合ランキング」で1位となったのは「iPhone SE(第2世代)(SIMフリー国内版)」だった。iPhone SE(第2世代)は2020年4月に発売された機種で、2022年3月に後継機となる「iPhone SE(第3世代)」が登場してからもその人気が衰えていないことを改めて証明した。
iPhone SE(第2世代)に次ぐ2位には「iPhone 8(SIMフリー国内版)」がランクイン。2017年発売と5年近く経っているものの、手ごろなサイズ感や指紋認証「Touch ID」搭載などのポイントが人気を維持しているのかもしれない。
続く3位に入ったのは「iPhone SE(第3世代)(SIMフリー国内版)」。前述のように2022年発売の機種で、現状(2022年9月2日時点)で最新のiPhoneでもある。第2世代から形状はそのままに内蔵されたチップなどが最新化されたことで、「iPhone 13ほどハイスペックである必要はないけれど、処理が速いに越したことはない」といった“いいとこ取り”を求めるユーザーからの人気が高いであろう機種となっている。
これら3機種をはじめ、総合ランキングのトップ10はすべてiPhoneが占める結果となった。
総合ランキングはiPhoneが独占していたが、Androidスマホの人気はどうだろうか。「Android機種別ランキング」では1位は「Galaxy A22 5G SC-56B (NTTドコモ)」となった。2021年12月発売の機種で、Galaxyの中でもコスパの高さが光る一台だ。そして2位には「Galaxy S21 5G SC-51B(NTTドコモ)」、3位には「Galaxy S10 SC-03L(NTTドコモ)」と、なんとトップ3はすべてGalaxyの機種となり、Galaxyブランドの人気の高さを示していた。
続いて「タブレット機種別ランキング」では「iPad Air 2」が1位に輝いている。2位は「iPad(第6世代)」、3位「iPad(第7世代)」と、比較的年季の入った機種が多いことが特徴と言えそうだ。
日本時間9月8日にはアップルによるイベントが開催され、iPhoneの2022年モデルが発表されるとみられている。新たな機種の発売で中古スマホ市場はどのように動くのか。数日後の発表が待ちきれない。
出典元:2022年8月 ムスビー中古スマホ人気ランキング【ムスビー】
※サムネイル画像(Image:NYC Russ / Shutterstock.com)