いよいよ、9月16日に発売されるiPhone 14だが、中国本土では付属品である「AirPods Pro(第2世代)専用Incaseストラップ」の方が売れている、という衝撃のニュースがとびこんできた。年に1度のタイミングで新機種が発売されるiPhoneシリーズ、それを差し置いてiPhone 14よりも売れているとうわさされるストラップとは、どのようなものなのか。何か特別な機能でも備わっているのだろうか…。
中国本土では「AirPods Pro(第2世代)専用Incaseストラップ」がiPhone 14より売れている!?
中国のニュースサイトSouth China Morning Post(SCMP)が、iPhone 14を上回る勢いでAirPods Pro(第2世代)の「Incaseストラップ」が売れていると報じた。
「Incaseストラップ」とは、Appleが9月23日に発売予定のAirPods Pro(第2世代)の専用アクセサリーとして販売しているもの。これは、ケースのホールに紐を通してストラップを装着し、カバンにつけて持ち運んだり、カバンの中で行方不明になりがちなAirPods Proのケースにストラップを付けることで見つけやすくしたり、といった用途のものだ。
日本での販売価格は税込1,800円。写真を見る限り、特別な機能があるわけでもなく、いたってシンプルな白のクリップにグレーの紐がついたストラップだが、なぜ中国ではiPhone 14よりも売れているのだろうか。
日本でもオンラインでの配送日は約1カ月後 店舗受け取りは一部店舗以外翌日可能
なんとこのストラップ、中国の現地時間9月13日の時点で待ち日数が4~6週間となっており、iPhone 14の配送日数より時間がかかるという状況になっており、その人気はiPhone 14 Pro Maxに近いとSCMPは伝えている。
この話題はWeiboのトレンドトピックとなり、3億5,000万の閲覧数と12,000のコメントがついたほど。「わざわざ、このような高価な(中国では98元≒2,000円)ストラップを使うなんて」とのつぶやきに16,000以上のいいねがつき、「同じようなものが2元で買える」とのコメントも。
しかし、すでにAirPods Pro(第2世代)に1,899元を費やしている消費者にとっては、その価格は許容できる範囲内なのでは?との声もある。また、Appleが“品薄商法”で意図的に在庫を少なく保っているのでは…と、いぶかしむ声もあるようだが、Appleは中国で非常に人気があるので、もしマーケティングの戦略だとするなら大当たりなのではないだろうか。
日本で購入する場合、オンラインストアでの待ち日数は中国よりやや早いもののそれでも1カ月先、店舗受け取りは一部の店舗以外翌日可能なようで、その点は中国と同様のようだ。
Twitterでは「信者ストラップを買えた!」や「信者用ストラップが届いた」との自虐風(?)喜びが伝わるコメントも上がる一方、「これ1,800円は高過ぎにも程がある」と冷静なツッコミもあり、ただのストラップとしての価格として見るのか、AirPods Pro(第2世代)とストラップを使うワクワク感が付加された価格ととらえるのかは個々人にわかれるだろう。
引用元:【South China Morning Post】
参照元:【iPhone Mania】
●Apple store(Incaseストラップ)は→こちら
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)