iPhone14「いまは購入する気がない」は76%! その理由とは?【MMD研究所調べ】

9月16日についに発売となった「iPhone 14」シリーズ。表参道や丸の内にあるApple Storeでは、例年通り開店前から新型iPhoneを求めるiPhoneユーザーの行列ができたという。それだけ多くのファンで盛り上がっている……のかと思いきや、とある調査の結果から思っているほど盛り上がっていないらしい様子が明らかとなった。

今回は、iPhone 14シリーズの人気が伸び悩んでいる可能性と、その原因についてお伝えしていきたい。

iPhone 14シリーズ、すぐに手に入れたい層は多くないことが判明

「検討する」層は「すぐ買う」層の倍程度いるようだ(「MMD研究所」調べ)

MMD研究所は9月8日~10日にかけて、「iPhone 14シリーズに関する購入意向調査」のインターネット調査を実施。その結果を16日に公開した。この調査では15歳~69歳の男女7,251人に予備調査を行い、iPhone 14シリーズ購入意向者482人に対して上記のアンケートを実施している。

まず、予備調査となったiPhone 14シリーズの購入意向について、iPhoneユーザーでは「購入する予定」と回答したのが8.0%、「購入を検討している」は15.7%、「現在は購入する気がない」76.2%となった。一方、Androidスマホユーザーでは「購入予定」2.5%、「購入検討」5.4%、「購入する気なし」92.1%という結果に。やはり同じiPhoneを使用しているユーザーのほうが乗り換えの意向も高いようだ。

(「MMD研究所」調べ)

なお、2021年発売の「iPhone 13」シリーズ時の同調査と比較すると、「購入する予定」「購入を検討している」という購入意向は、iPhoneユーザーで9.9ポイント、Androidスマホユーザーで2.3ポイント減少しているという。“前年よりも購入したいと考えるユーザーが減った”ということは、「iPhone 14シリーズは13シリーズよりも人気が無い」と言わざるを得ない。

iPhoneといえばアップルブランドの代表格のアイテムで、ブランド人気にかげりはないはずだ。いったいなぜ、人気が落ちてきているのだろうか…?

人気の新色「パープル」も出荷まで「2営業日」と、完売とまではなっていないようだ(画像は「Apple Storeオンライン」から引用)

(「MMD研究所」調べ)

同調査では、購入意向の設問で「現在は購入する気がない」と回答した人を対象に「iPhone 14シリーズの購入に興味があるか」とたずねる設問も用意。その設問には、iPhoneユーザーの79.3%、Androidスマホユーザーも59.6%が「興味がある」と回答している。「今はいらないけど、将来的には検討するかも」というユーザーが多いようだ。

(「MMD研究所」調べ)

さらに、ここで「興味がある」と回答したユーザーに「現在購入しない理由(複数回答)」をたずねる設問で、iPhoneユーザーの中で最も多かった理由は52.6%が回答した「現在利用している端末がまだ使えるから」。Androidスマホユーザーの中での最多の理由は「端末価格が高いから」(61.9%)だったという。

たしかに、iPhoneは中古端末の取引も多いなど寿命の長さには定評がある。「まだ使えるから今はいいや」と考えるユーザーが多くても不思議ではない。また、Androidスマホは多くのメーカーのスマホブランドでハイスペックモデルからコスパ重視の廉価モデルまで幅広い機種がそろっているだけに、最安機種でも10万円を超えるiPhone 14は「高い!」と感じてしまう人も少なくなさそうだ。

はたして、iPhone 14シリーズはどの程度ユーザーに受け入れられるのだろうか。今後も要注目だ。

出典元:iPhone 14シリーズ、iPhoneユーザーの23.8%、Androidユーザーの7.9%が購入意向【MMD研究所

※サムネイル画像(Image:Ringo Chiu / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
iPhone・Android・SNS・パソコン関連・キャッシュレス、QRコード決済など、さまざまな情報を独自の視点や切り口で発信するニュースサイト
X/Twitter:@otonalife
YouTube:OTONALIFE Ch

iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト[オトナライフ]

関連記事

TOPICS
iPhone&Android最新記事

RANKINGランキング

18:00更新