Androidタブレット、今購入するならどれ?! お手頃なおすすめ機種5選

Amazonプライム・ビデオやYouTube、TVer、Netflixなどの動画サイトを見るなら、スマホより画面の大きなタブレットが欲しいですよね。でも、人気のiPadは5〜10万円ほどしますので、もう少しリーズナブルな価格で買えるAndroidタブレットも検討したいところです。そこで今回は、コスパに優れたおすすめAndroidタブレット5機種を紹介しましょう。

リーズナブルなAndroidタブレットがオススメなワケ!

アナタはAmazonプライム・ビデオやYouTube、TVer、Netflixといった動画サイトをスマホで見ていませんか? でも、スマホの画面は最大でも6.7インチ程度なので、映画やドラマを見るには少し物足りないでしょう。

やはり、動画を見るなら8〜11インチ程度の大画面液晶ディスプレイを持つタブレットで見たいですよね。でも、人気のiPadシリーズは安くても約5万円、ほかのモデルは8万〜10万円程度はしますので、気軽には買えません。

そこでオススメしたいのが1〜5万円程度とリーズナブルな価格で買えるAndroidタブレットです。とくに今年に入ってから、OPPOやXiaomi、Lenovoといった中国メーカー製が魅力的なモデルを次々と投入しているのです。

でも、いったいどれを買うのが正解なのでしょうか? そこで今回は、筆者がオススメするAndroidタブレット5機種を紹介します。

■Apple「iPadシリーズ」の価格
・iPad(Wi-Fi・64GB):4万9,800円
・iPad(Wi-Fi・256GB):7万1,800円
・iPad(Wi-Fi+Cellular・64GB):6万9,800円
・iPad(Wi-Fi+Cellular・256GB):9万1,800円
・iPad mini(Wi-Fi・64GB):7万2,800円
・iPad mini(Wi-Fi・256GB):9万4,800円
・iPad mini(Wi-Fi+Cellular・64GB):9万4,800円
・iPad mini(Wi-Fi+Cellular・256GB):11万6,800円
・iPad Air(Wi-Fi・64GB):8万4,800円
・iPad Air(Wi-Fi・256GB):10万6,800円
・iPad Air(Wi-Fi+Cellular・64GB):10万6,800円
・iPad Air(Wi-Fi+Cellular・256GB):12万8,800円
・iPad Pro(11インチWi-Fi・128GB)11万7,800円
・iPad Pro(11インチWi-Fi・256GB)13万2,800円
・iPad Pro(11インチWi-Fi・512GB)16万2,800円
・iPad Pro(11インチWi-Fi・1TB)22万2,800円
・iPad Pro(11インチWi-Fi・2TB)28万2,800円

※ほかにもiPad Proの12インチモデルなどがある

●Apple「iPad」→こちら

人気のiPadでもっとも安いのは10.2インチのiPad(64GB)のWi-Fiモデルで4万9,800円。SIMカードでネット接続できるCellularモデルはさらに高くなる。ちなみに、iPad miniは8.2インチ、iPad Airは10.9インチモデルである(画像はiPad・Apple公式サイトより転載)

値段で選ぶならAmazon「Fire HD」がもっとも安い!

Amazonでは自社の独自タブレット「Fire HD」シリーズをリーズナブルな価格で直販しています。

まず紹介するのは、2022年10月19日発売予定の第12世代「NEW Fire HD 8 Plus」です。こちらは8インチのタブレットで、IPS液晶は1280×800ドット(解像度189ppi)のHD画質です。

6コアCPUとメモリ3GBを搭載し、前世代より最大30%も高速化されているほか、バッテリーは最大13時間も持ちます。それでいて価格は1万3,980円と非常に低価格なのが魅力です。

ちなみに、同じ第12世代の8インチモデルには1万1,980円の「Fire HD 8(32GB)」もありますが、メモリが2GBでワイレス充電などに非対応なので、2,000円差なら「Fire HD 8 Plus」のほうがお買い得でしょう。

Amazonの「NEW Fire HD 8 Plus」は8インチタブレットで、1万3,980円とリーズナブル。スマホに比べると大きな画面で視聴できるのがうれしい(画像はAmazon公式サイトより転載)

●Amazon「NEW Fire HD 8 Plus」→こちら(Amazon)

Amazon「Fire HD」シリーズではもう一台紹介しておきたいモデルがあります。それは第11世代の10.1インチの大型タブレット「Fire HD 10」です。

こちらは10.1インチで1920×1200ドットのフルHD画質に対応し、解像度は224ppiと8インチモデルより大画面で高画質なのが特徴です。

それでも価格は1万5,980円と格安で、「NEW Fire HD 8 Plus」と2,000円しか価格差がありません。動画を大画面で見るという趣旨なら、こちらのほうが満足度は高いでしょう。

なお、いずれのモデルも内蔵ストレージは32GB(64GBモデルも有)ですが、最大1TBまでのMicroSDカードを追加することも可能となっています。

●Amazon「Fire HD 10」→こちら(Amazon)

10.1インチのIPS液晶は1920×1200ドットのフルHD画質に対応し、解像度は224ppiと8インチモデルより大画面で高画質。8インチモデルとの価格差は2,000円なので、予算が許すなら大型液晶モデルのほうがいいだろう(画像はAmazon公式サイトより転載)

Amazon「Fire HD」シリーズのOSはAndroidベースですが、Playストアアプリ(Google Play)がプリインストールされていないことには注意が必要です。

動画サイト視聴がメイン用途ならさほど問題はないでしょうが、アプリの入手は基本的にAmazonアプリストアからになります。スマホと同じようにさまざまなアプリを使いたいなら、いくら安くても避けたほうがいいかもしれません。

なお、Amazon「Fire HD」シリーズについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

画質優先ならハイエンドモデルの「Xiaomi Pad 5」で決まり!

とにかく画質優先ということなら、Xiaomi(シャオミ)の「Xiaomi Pad 5」がおすすめです。Xiaomiは中国メーカーですが、最近日本でも人気が高く信頼できるモバイル端末メーカーです。

Xiaomi Pad 5の、SoC(CPU)はクアッドコア最大2.96GHzのSnapdragon 860、メモリ6GBという超高性能モデルで、ストレージも128GBと大容量です(256GBモデルも有)。

そして、なんといってもディスプレイは11インチで1600×2560ドットの2K画質を誇ります。また、高速な120Hz駆動なので、動きの速いゲームなどもスムーズに再生することができるでしょう。

また、本体には4つのスピーカーを内蔵しており、臨場感溢れる音響を楽しめます。さらにバッテリーは8,720mAhと大容量で、約16時間も動画再生が可能となっています。

価格は128GBモデルで5万6,810円(256GBモデルは6万4,800円)とAndroidタブレットとしては高価ですが、それでも、11インチのiPad Pro(128GB)のほぼ半額の値段で買えるのはお得感がありますね。

●Xiaomi「Xiaomi Pad 5(128GB)」は→こちら(Amazon)

動画を11インチの大画面で楽しむのにはオーバースペック気味の超高性能モデル。もし、予算があるならXiaomi「Xiaomi Pad 5」を買っておけば間違いない(画像はAmazon公式サイトより転載)

aiwa「JA2-TBA1001」

aiwa(アイワ)といえばソニー関連のオーディオブラントして有名なメーカーでしたが、2021年に十和田オーディオという会社が譲り受け、現在はJENESISがスマホやタブレットなどを販売しています。

「JA2-TBA1001」は10.36インチのIPS液晶(2000×1200・2K画質)を採用したタブレットで、SoC(CPU)は最大2GHzのクアッドコアMediatek MT8183 Octa coreを搭載。メモリ4GB、ストレージ64GBとなっています。

本体には4つのスピーカーを備えており、日本モデルらしくIP65防水・防塵にも対応しています。バッテリーは6,800mAhで約6.5時間駆動となっており、直販サイト価格は3万9,800円です。

aiwaでは2K画質のフラッグシップモデルと位置付けており、4万円を切る価格になっていますが、基本性能を考えるとさほどコスパがいいとは言えません。やはり、中国製ではなく日本ブランド製という安心感が欲しい人にはオススメです。

ちなみに、aiwaでは10月に10.1インチのエントリーモデル「JA2-TBA1002-D」が1万9,800円、8インチの「JA2-TBA0801-D」が1万6,800円で販売される予定で、こちらはAmazon「Fire HD」のライバルになりそうなエントリーモデルです。

●aiwa「JA2-TBA1001」は→こちら

年配の人には懐かしい「aiwa」の名を冠したタブレット。最近は数少ない日本メーカー製という安心感がある(画像はaiwa公式オンラインストアより転載)

 

ThinkPadでお馴染みLenovoの「Lenovo Tab P11 Plus-スレート」

Lenovo「Lenovo Tab P11 Plus-スレート」は公式サイト専用モデルで、11インチのIPS液晶(2000×1200・2K画質)の高性能タブレットです。

Lenovoは中国メーカーですが、ThinkPadでお馴染みのIBMを買収した有名企業。その品質には定評があります。

SoC(CPU)はオクタコア(2.05GHz×2+2.0GHz×6)のMediaTek HELIO G90T TAB Processorを採用、メモリ4GB、ストレージ128GBで、バッテリーは7,500mAhの大容量で最大12時間動作します。

また、本体に4つのスピーカーを内蔵しており、格安なタブレットに比べると音響も抜群です。

性能的には「Xiaomi Pad 5」のほうが上ですが、こちらも2KのIPS液晶ですし価格は4万3,342円なので、1万円以上安いことを考えるとなコスパは悪くないでしょう。

●Linovo「Lenovo Tab P11 Plus-スレート」は→こちら

価格は4万円以上するのでやや高めだが、オクタコア+4GBメモリで基本性能が高く、2K画質のIPS液晶を採用しているので、動画視聴用としては何の不満もない(画像はLenovo公式サイトより転載)

本命はコスパに優れた「OPPO Pad Air」

最後に紹介するOPPO(オッポ)の「OPPO Pad Air」は、2022年9月30日に発売されたばかりの最新タブレットです。

OPPOはここ数年、日本でも高性能なスマホを販売する中国メーカーとして注目されていますが、ここにきて初めて同社初となるタブレットを投入してきました。

「OPPO Pad Air」は10.3インチのIPS液晶(2000×1200ドットの2K)ディスプレイを搭載したタブレット。SoC(CPU)にオクタコア最大2.4GHzのQualcomm Snapdragon 680 を採用し、メモリは4GB、ストレージは64GBを備えたミドルレンジモデルになります。

もちろん、MicroSDカードスロットを装備するので最大512GBまでストレージ容量を増やすことも可能となっています。また、バッテリーは7,100mAhと大容量で、約12時間も連続で動画を視聴することができます。

基本性能は「Xiaomi Pad 5」には及びませんが、動画再生が目的なら、10.3インチのIPS液晶(2000×1200ドットの2K)ディスプレイを備える「OPPO Pad Air」でも十分すぎるスペックでしょう。

価格も3万7,800円と「Xiaomi Pad 5」よりも2万円近く安いため、非常にコスパに優れたモデルとなります。なお、販売はOPPO公式楽天市場で行われていますが、Amazonでも購入可能です。

●OPPO「OPPO Pad Air」は→こちら(Amazon)
●OPPO「OPPO公式楽天市場店」は→こちら

本体は6.9mmと非常に薄く、本体重量も440gと軽量なので、まさに“Air”の名に恥じない仕上がり。手持ちが多い人におすすめ(画像はOPPO公式サイトより転載)

まとめ

いかがでしょうか? 今から7〜8年前、Andoridタブレットはソニーや東芝、NECなどの日本メーカーも多く販売していましたが徐々に撤退し、その後は中国メーカーのファーフェイの一強時代もありました。

ところが、ご存じのように米国の制裁を受けたファーウェイはGoogleのサービスを受けられなくなり、Androidタブレットは衰退していきます。

そんななか、最近はファーウェイに代わって台頭してきた中国メーカー「Xiamio」や「OPPO」、そして「Lenovo」などから高性能モデルが発売され、再びAndroidタブレットが脚光を浴びるようになってきました。

これはおそらく、コロナ禍でテレワークが増えた影響もあるでしょう。実は筆者も、数カ月前に「Lenovo Tab P11 Plus」を購入したばかり。動作はサクサク快適で、2KのIPS液晶は非常に美しく、バッテリーも大容量なのでかなり満足度は高いと感じています。

ところがその後、続々と「Xiaomi Pad 5」や「OPPO Pad Air」といった魅力的な機種が登場してきたことで、少し早まったかも……と思っています。おそらく、今なら「OPPO Pad Air」を買っていたかもしれません。

いずれにせよ、3〜4万円程度の予算があるなら、2KのIPS液晶ディスプレイモデルを購入しておけば、さほど後悔することはないと思います。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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