先日、Appleは新型iPad(第10世代)が10月26日に発売されることをプレスリリースによって発表した。発表イベントなどはなかったものの、デザインや性能など変更点が多数あり、iPadユーザーの注目を集めた。そのなかでも、価格はやはり多くの人が気になっているポイントだろう。今回は新型iPadの料金についての反応を紹介する。
94%が新型iPad Proを「高い」と判断
合同会社リュミエール デスポワールが運営するスマートフォンの情報メディア「happy iPhone」は、300人を対象に「新型iPad購入動向調査」を実施。調査期間は2022年10月20日~10月23日で10代~60代のiPadユーザーを対象としている。
「新型iPad(第10世代)の価格についてどう感じたか」という質問では、「高過ぎる」が25%、「高い」が47%と、3分の2以上の人が金額に少なからず不満を感じていることが判明。第10世代の64GBの価格は68,800円。49,800円で販売されていた第9世代よりデザインや機能性などをフルモデルチェンジしたことに加え、昨今の急激な円安の影響もあってか、約20,000円も値上げしている。
そのほかのApple製品も、以前から値上がりしていたため価格が高くなるのは仕方がないが、それでも約4割の値上げはユーザーにとって大きな負担となるだろう。
新型iPad Proの価格についての質問では、「高過ぎる」「高い」と回答した人がなんと94%。最も安いモデルでも11万円台で、昨年リリースされたモデルが8万円台だったので、およそ3万円も価格が高騰。また今年のiPad Proは前モデルのマイナーチェンジであるため、機能性などにそれほど大きな変化がないこともあり、「妥当な価格」だと考える人は、ほとんどいないようだ。
新型iPadを「高い」と考える人は多いようだが、実際に購入を検討している人はどれくらいだろうか。「10月発売の新型iPadを買いますか」というアンケートでは、すぐに新型iPad(第10世代)またはiPad Proを買うと回答したのはわずか4%という結果に。今すぐではなくとも予定がある人は33.6%で、中古品など価格が下がってから買うつもりの人は少なくないようだ。
しかし、今後買う予定はない人は49.5%と、半数は今回の新型iPadにそれほど魅力を感じていないのかもしれない。
第10世代ではホームボタンがなくなり、画面サイズがやや大きくなった。プロセッサやカメラの性能も向上しており、仕事でもプライベートでもより使いやすくなっただろう。また、カラーバリエーションも増えて、シルバー・ブルー・ピンク・イエローの4種から選ぶことができるように。新型iPadの購入を検討している人は、料金がネックとなっているものの、やはりフルモデルチェンジで進化した性能やデザインには興味が惹かれているのだろう。
円安の影響で前モデルより価格が大幅に高くなってしまった新型iPad。スペックが価格に見合っているかどうかは個人によるところではあるが、ただでさえ財布のひもがきつくなりがちな昨今において、数万円単位の値上げは消費者の購買意欲を削ぎかねない。今後の売れ行きに注目したいところだ。
出典元:happy iPhoneは→こちら
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)