楽天モバイルが10月末で「実質0円終了」でも使い続けたほうがいい4つのメリットとは

楽天モバイルは月1GBまでなら0円プランを2022年6月末で廃止。その後、10月末までは最低料金と同額の1,078ポイントを補填することで実質0円を維持してきました。11月からはその実質0円も終わってしまうため、この先も楽天モバイルを使い続けたほうがいいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、楽天モバイルを11月以降も使い続けたほうがいい4つのメリットを解説しましょう。

楽天モバイルは22年11月から最低料金が1,078円かかる!

楽天モバイルは月1GBまで0円プランを2022年6月末で廃止して、7月1日からは新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を導入しました。

とはいえ、月1GBまでなら0円で利用できるサービスを2022年8月末まで実施し、そのあと10月末までは最低利用額と同等の1,078ポイントを還元することで、月1GBまで実質0円を継続してきました。

そしていよいよ、11月1日からは最低利用料金が毎月1,078円ほどかかることになりました。

「実質0円じゃないなら、もう楽天モバイルを維持する意味はない」と考える人も多いでしょうが、実はこの先も楽天モバイルを利用したほうがいい場合もあります。

そこで今回は、11月以降も楽天モバイルを利用し続けたほうがいい4つのメリットを紹介しましょう。

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楽天モバイルは22年11月から最低料金が1,078円かかる

楽天モバイルの月1GBまで0円は8月末で終了。9月からは月1GB未満の場合は1,078ポイントが還元されて実質0円となっていたが、そのサービスもいよいよ10月末で終了されることに……(画像は楽天モバイル公式サイトより転載)

【1】楽天モバイルはデータ量が毎月20GBを超える人にはおすすめ!

自宅にWi-Fi環境がなく、スマホのデータ通信だけでYouTubeなどの動画共有サイトを見まくっている人も多いでしょう。

イオンモバイル公式サイトによると、たとえばYouTube動画は低画質の360pでも1時間で約350MBを消費しますし、1080pの高画質なら1時間で2.1GBも必要になるといいます。

つまり、YouTubeを高画質で10時間見るだけで、データ通信量は20GBを超えてしまうことになるのです。

楽天モバイルなら、高速「5G回線」にも対応するうえ20GB以上は無制限となり、月額料金は3,278円で打ち止めになります。これはかなりお得でしょう。

ただし、これは自宅で楽天回線が確実につながることが条件となります。もし、楽天回線に接続できないとパートナー回線(au回線)にローミングされてしまい、その場合は月5GBまでしか高速で接続されないので注意しましょう。

ちなみに、パートナー回線で月5GBを超過したあとは最大1Mbpsに速度制限されますので、Webサイトの閲覧は可能ですが、あまり快適ではありません。

【1】楽天モバイルはデータ量が毎月20GBを超える人にはおすすめ

楽天モバイルは、月20GBを超えるとそのあとはずっと無制限となるが、それでも月額料金は3,278円で打ち止めとなる。これは格安SIMを含めても最安値クラスである(画像は「楽天モバイル」公式サイトより引用)

【2】電話をかけ放題で月額1,078円はかなりお得!

楽天モバイルはデータ通信ばかりが注目されがちですが、実は「Rakuten Link」というアプリを使うと、電話が完全無料でかけ放題になることも見逃せません。

通常、スマホで普通に音声通話をすると22円/30秒の料金がかかります。半額電話アプリを使っても11円/30秒ですので、電話をよくかける人は通話定額オプションを契約していることでしょう。

しかし、auのpovo2.0やソフトバンクのLINEMOでは完全かけ放題オプションが月額1,650円もかかるのです。

つまり、楽天モバイルならデータ量を月3GB以下に抑えることで、完全かけ放題オプションが実質1,078円で利用できるとも言えるのです。これはかなりお得ですよね!

【2】電話をかけ放題で月額1,078円はかなりお得!

楽天モバイルでは「Rakuten Link」アプリの利用で電話がかけ放題になる。スマホで通話することが多いユーザーにはメリットが大きいだろう(画像は「楽天モバイル」公式サイトより引用)

楽天市場では、楽天グループのサービスを利用することで、買い物でもらえるポイントが最大14倍になる「SPU(スーパーポイントアップ)」が実施されています。

このSPUにおいて、2022年11月からは楽天モバイルの対象プラン契約+会員ランクに応じた特典分ポイントが、+1倍~+3倍(月間獲得上限5,000~7,000ポイント)されることになっています。

たとえば、「Rakuten UN-LIMIT VII」契約中でダイヤモンド会員であった場合は+3倍(上限7,000ポイント)になりますので、もし、楽天経済圏にどっぷり浸かっている人なら、楽天モバイルを解約するとSPUの倍率が下がってしまいます。

●楽天モバイル「楽天モバイル、11月1日より「SPU」の 「Rakuten UN-LIMIT VII」契約者向け特典をポイント最大+3倍に変更」は→こちら

【3】楽天市場での買い物でSPU倍率が+1倍になる

22年11月からは楽天モバイルの対象プラン契約+会員ランクに応じた特典分ポイントが、+1倍~+3倍(月間獲得上限5,000~7,000ポイント)される(画像は「楽天モバイル」公式サイトより引用)

【4】トラブル時も楽天モバイルショップで相談できる!

スマホに詳しくない人は、ちょっとしたトラブルでもすぐにキャリアショップに駆け込んでしまいます。

そのような人は、いくら格安SIMが安くてもメールやチャットで相談するのは難しいでしょう。

しかし、楽天モバイルは全国に実店舗を構えているので、MNPでの乗り換えやトラブル時も楽天のショップで対面相談できるのが安心です。

●楽天モバイル「「楽天モバイルショップ」が1,000店舗を突破」→こちら

【4】トラブル時も楽天モバイルショップで相談できる

22年3月時点で楽天モバイルショップは全国に1,000店舗を構えている。もし、トラブルがあっても対面で相談できるのが安心だろう(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 楽天モバイルの実質0円は2022年10月末で終了されますが、これまでがやや過剰なサービスだったと考えると当たり前の状態に戻るだけのことです。

しかも、楽天モバイルでは20GB以上は無制限になり月額3,278円、Rakuten Linkアプリの利用で完全かけ放題が無料。さらに、楽天市場でのSPUの優遇措置もあります。

確かに、楽天モバイルはほかのキャリアに比べるとアンテナ数が少なく、つながりにくいというイメージがあるでしょうが、実は人口カバー率は22年6月時点ですでに97.6%に達しており、23年中には99%を超える見込みです。

このような状況を考えれば、楽天モバイルは11月以降も十分お得だといえるのではないでしょうか?

●楽天「楽天グループ株式会社2022年度第2四半期 決算ハイライトに関するお知らせ」は→こちら

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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