株式会社WACARU NETが、10〜70代の男女503人を対象に、格安スマホや格安SIMに乗り換えて後悔した人の割合や不満点などについての実態を調査した。同調査によると、格安スマホ(SIM)に乗り換えて、「後悔している」と回答した人は全体の6.8%、通信速度や安定性に不満を感じている人は約3割という結果がわかっている。さっそく見ていこう。
格安スマホ(SIM)に乗り換えて「後悔していない」人は80.7%
まず、「どの格安スマホ(SIM)を利用しているか」という質問だが、「楽天モバイル」が25%で最も使用者が多い結果となっている。3大キャリアの格安スマホブランドはそれぞれ、「ahamo」が9.3%で4位、「povo」が5.8%で6位、「LINEMO」が4.6%で9位と、シェアはあまり持っていない。
格安スマホ(SIM)に乗り換えて後悔しているかをたずねる質問では、なんと「後悔していない」が圧倒的多数で80.7%と、ポジティブな意見が多いようだ。「後悔している」の2.0%、「やや後悔している」の4.8%を合わせても、ネガティブな意見は6.8%しかない。(12.5%の人は「どちらとも言えない」と回答している)
なお、利用場所別で格安スマホ(SIM)に乗り換えて後悔している割合も調査されているが、東京都内とそれ以外の地域別で見ても、後悔した人の割合はほぼ変わらず、利用エリアによる差はほとんど見られない。
不満はある? オススメはできる?
格安スマホ(SIM)の何に不満を感じているかのアンケート調査でも、最も多かった回答は「不満はない」。思いの外、多くの人が満足して格安スマホや格安SIMを利用しているのかもしれない。集まった不満については、「通信速度(つながりやすさ)」が最も多く、ついで「カスタマーサポート」、「初期設定が大変」なども意見としては多い。
逆に、満足しているポイントについて調査したところ、「月額料金」が圧倒的に多く1位、2位「通話料金」を大きく引き離している。やはり、格安スマホ(SIM)の魅力は、料金の安さだと考えている人が多そうだ。
「格安スマホ(SIM)に乗り換えようとしている人にオススメできるか?」という質問には、「とてもオススメできる」が39.8%、「まあまあオススメできる」が53.9%と、合わせて93.7%もの人がオススメできると回答している。
格安スマホや格安SIMに乗り換えて後悔した人はかなり少なく、「オススメできる」という人も9割を超えている。通信速度や安定性にこだわりたい方以外は、格安スマホ(SIM)への乗り換えもよい、選択肢の一つになりそうだ。
出典元:格安スマホ・SIMに乗り換えて後悔した人の割合調査レポート【WACARU NET】