ネット上で数多く紹介されている“iPhoneのライフハック”。今回、注目するのは“iPhoneの充電時間を短縮する”というテクニックです。どうやら、機内モードの状態にしてから充電することで、急速に充電できるそう。
多くの人が実践しているようで「急いで充電したい時は機内モードにしている」「知っておかないと損するレベルのウラ技」といったコメントが寄せられています。実際、本当なのか、“機内モードで充電すると時間を短縮できる説”の真偽を、たしかめるために検証していきましょう。
“iPhoneを急速充電するウラ技”って、どのくらい効果があるの?
そもそも「機内モード」とは、飛行機に搭乗する際に使うモードで、飛行機の精密機器に悪影響を与えないよう、無線通信をオフにできる機能のことです。本来の目的からは逸れますが、通信を遮断できるので、通信料やバッテリーの節約のためにも活用可能。なお、機内モードにした後、Wi-FiやBluetoothをオンにすれば、それぞれの機能を使うこともできますよ。
“機内モードで充電すると時間を短縮できる”説はいかに…
それでは「iPhone SE(第3世代)」を使って、さっそく検証。まず、充電時間を短縮できているのか把握するため、同説に加えて、充電ケーブルと急速充電アダプターで充電する方法も実施。バッテリーの残量が80%の状態から、それぞれ充電していきます。
最初に、使用するのは純正の充電ケーブル。
ライトニングケーブルをつなげてから様子を見ていくと、100%になるまで「52分」かかりました。
続いて、急速充電アダプターを使ったところ、満充電までかかった時間は「50分」。
“2分”という短い時間ではあったものの、充電時間を短縮することに成功しました。
そして、最後に“機内モードの状態で充電”を実施。まず、コントロールセンターの中にある「機内モード」(飛行機マーク)のアイコンをタップした後、充電ケーブルにつなぎます。
52分よりも早く充電できたら、“機内モードで充電すると時間を短縮できる”説は立証できたことになりますが…、実際かかった時間は“純正の充電ケーブルでの充電”よりも1分早い「51分」でした。
急速充電アダプターがなくても、充電時間の短縮は可能!
今回の検証でわかったのは、「純正の充電ケーブル<機内モードで普通に充電<急速充電アダプター」ということ。80%からの充電だったので大きく差は開かなかったものの、0%に近い状態から充電すれば、さらに短縮できる時間は増えていくでしょう。
なお、実際、同テクニックを使っている人からは「もっと充電を急ぎたい時は、電源をオフにしてから充電してる」といったコメントも寄せられていました。
充電時間を短縮したい時に役立つ“iPhoneを急速充電する方法”。充電を忘れてしまった時は、今回、紹介したウラ技を活用してみてはいかが?
※サムネイル画像(Image:Camilo Concha / Shutterstock.com)