話題の機種も安値で購入できることから、スマホ市場で根強い人気を誇る「中古スマホ」。まちを歩けば販売店も散見し、消費者に広く認知されるようになり、家計に厳しい景気が続いていることもあり、お得にスマートフォンを購入するための選択肢として世間に定着した印象もある。そのような中古スマホに関する興味深いランキングが発表された。
iPhone人気は中古市場でも健在! TOP10を独占
中古スマホや中古タブレット専門のフリマサイト・ムスビーを運営するウェイブダッシュは、2月1日に2023年1月の中古取引数ランキングを発表した。総合ランキングでは、iPhoneシリーズがTOP10を独占するという、中古スマホ市場における“iPhone人気”を証明する結果となった。
売上順位1位に輝いたのは、2020年4月発売のiPhone SE(第2世代) (SIMフリー国内版)だ。iPhoneシリーズのなかではお手頃版として支持されるSEシリーズだけに、中古となれば、さらにお値打ちになることが期待できる。事実、平均価格は26,490円と大手キャリア販売店の定価と比較すると、iPhoneシリーズとしては驚きの2万円台。2020年発売とシリーズ内ではまだまだ新しい部類にあたり、コンパクトボディに機能満載のiPhone SE(第2世代)をお安く購入できるとなれば納得の1位である。
ついで、2位にランクインしたのは、iPhone8(SIMフリー国内版)。先述のiPhone SE(第2世代)とデザインが類似していることから、片手におさまるコンパクトサイズが中古スマホ市場のトレンドということだろうか。中古スマホとしてのメリットは、平均価格18,460円という驚きの1万円台で購入できる点だ。中古スマホは、使用中のスマホが故障した際の代替機としての需要も多く、型は古くても見た目は“THE・iPhone”の機種を安く手に入れられるのは、ユーザーにとって大きなメリットだ。
2022年夏モデルが1万円台!? 知れば知るほど魅力にあふれる中古スマホ
iPhone人気を象徴する総合ランキングから視点を変えると、Androidスマホにも中古スマホならではの魅力が浮かび上がってくる。2023年1月のAndroidランキングでは、XperiaAce III SO-53C(NTTドコモ)が1位となった。2022年夏モデルの機種でありながら平均価格は18,140円と、iPhoneシリーズを見てきた筆者としては、半年前に発売された、国内屈指のメーカー機種が1万円台で販売されていることに言葉も出ない。ほかには、Galaxyシリーズも2021年から2022年にかけて販売された機種がTOP5にランクインしている。
社会全体の倹約志向を背景に、今後さらに伸長することが見込まれる中古スマホ市場。定価購入をしてきたユーザーの既成概念が吹き飛ぶほどのメリットに満ちていることはたしかだ。
出典元:【株式会社ウェイブダッシュ/PR TIMES】
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