2月8日、Belongは自社運営の中古スマートフォンECサイト「にこスマ」の2023年1月の中古スマホランキングを発表した。伊藤忠グループの同社では高品質のスマホを厳選して取り扱っており、買い取り希望者・購入希望者から信頼を集めている。それだけに、中古スマホ市場の現状が見えてくる、と言っても過言ではない。中古スマホに興味のある人必見の、最新の販売ランキング・買取ランキングを紹介する。
iPhone 8が販売数トップ! 破格の「千円台スマホ」もランクイン
「にこスマ」の2023年1月の中古スマホ販売数ランキングを見てみよう。第1位に輝いたのは、iPhone 8(64GB)。2017年発売の機種は、THE・iPhoneと呼べるシンプルで、無駄のないデザインが特徴だ。5年以上も前の機種にはなるが、Apple Payなどの決済方法に対応し、デザインの古さもないことから現代社会でも遜色なく使用できる総合力の高さが、人気を集めていると考えられる。
iPhone 8だけでなく、TOP10にはiPhoneシリーズが目立つ。第3位には、2022年発売のiPhone SE (第3世代)が入り、最新機種であっても中古で購入したい層がいることを示す結果となった。裏を返せば、「iPhone SE (第3世代)を買ったけど、もう売ってしまおう」という、満足いかない理由から早期売却する人がいるということだが、中古市場はそうした売り手と買い手の思惑で成り立っていることがよくわかる。
iPhoneシリーズ以外では、第2位にLG style L-03Kが入った。平均販売価格(税込)は4,545円と脅威の千円台スマホである。同社評では、低価格ながら防水やおサイフケータイ、ワンセグなど痒い所に手が届く機能が備わっている様子。希望条件が合致するユーザーにとっては“コスパ最強スマホ”となるのだろう。
買取数でもiPhone 8が首位! 旧タイプの買取から見える長期利用傾向?
続いて、2023年1月の中古スマホ買取数ランキングだが、ここでもiPhone 8が第1位に。まさに、供給があるからこそ販売数1位が成り立つという好循環だ。2位以下もiPhoneシリーズが独占し、2015年発売のiPhone 6sが第7位にランクインするなど、5年前を優に超えた旧機種の買取も進んでいるようだ。
現在、旧機種が買い取られていることから、スマホ、とくにiPhoneシリーズは長期間利用される傾向にあることが推測できる。その理由のひとつとして、機種変更するにも新作スマホは高価格であり、保有スマホを長く使用せざるを得ない状況もあるだろう。そうしたユーザーにとって、中古スマホの販売・買取事業者は頼もしい存在に違いない。
出典元:【にこスマ】
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