現代の生活必需品と言っても過言ではないiPhone。連絡を取る手段として使うのはもちろん、ネットショッピングや動画鑑賞など、さまざまな場面で役立ちますよね。
そのような中で、誰しもが気になる点といえば“バッテリー残量”。そこまでiPhoneを使っていない場合でも、思っている以上にバッテリーの減りが早いことってありませんか? もしかすると、その原因は余計な機能がバックグラウンドで作動しているからかもしれません。
そこで、第3世代のiPhone SEユーザーである筆者が、実際に充電を長持ちさせる方法を試してみたいと思います。
本当に不要な機能をオフにするだけで“バッテリー持ち”は良くなるの?
今回、実践するのは、主に“「設定」から不要な機能をオフにする”という、いたってシンプルな方法。スマホの使用に支障がない一部の機能を切っておくことで、バッテリーにかかる負荷を減らすことができます。
この機能をオフにしておけば間違いナシ!?
これからオフにしていく機能は大きくわけて以下の4項目です。
①「設定」から「一般」に移り、「Appのバックグラウンド更新」を「オフ」にする
②「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「システムサービス」の順に開き、「位置情報に基づく通知」「位置情報に基づく提案」「iPhone解析」「経路と交通情報」「マップの改善」をオフにする
③「設定」→「Siriと検索」を開いてから「提案を表示」「Appライブラリに表示」「共有中に表示」「聞き取り中に表示」の4つをオフにする
④「設定」→「アクセシビリティ」→「動作」をタップして、次の画面に出てくる「視差効果を減らす」をオンにしてから「クロスフェードを優先」「メッセージエフェクト自動再生」「ビデオプレビューの自動再生」をオフにする
上記の各項目をオフにすれば、普通の状態と比べてバッテリーが減りにくくなるそうです。今回は差が出るのかチェックするため、満充電の状態から「設定を変えていない状態(デフォルト設定)」「いらない機能をオフにした状態」の2パターンで検証。バッテリー残量が80%になるまで、どのくらい時間がかかったのか検証していきます。
普通に使った場合の結果は…?
まずは、普通の状態からスマホを使用。主な使い方はSNSの閲覧や動画鑑賞が多く、とくにYouTubeやAmazonプライム・ビデオで動画を見ている時のバッテリーの減りは非常に早い印象です。今回もいつものように、ドラマや映画などの番組を楽しみながらバッテリーをチェックしていきます。
朝の8時前くらいから動画を見はじめること2時間9分経過後、バッテリーの残量は80%に。やはり常に動画を見ていると、バッテリーの減りはかなり早いですね…。ここから100%なるまで充電し、そこから不要な機能をオフにしていきます。
いらない機能をオフに…バッテリー持ちはどうなった?
さて、満充電になった時刻が10時59分。先ほどと同様に動画の閲覧をはじめたところ、体感ですが、さっきよりも100%から99%になりにくくなっている印象です。
そして、バッテリーの残量が80%になった時刻は13時27分。かかった時間は2時間28分でした。普通の状態と比べると、約20分もバッテリーの消費を抑えられることが判明。“不要な機能をオフにする”という方法は“効果アリ”と証明されました。
今回は「バッテリーが80%になるまでの時間」を計測したため、そこまで大きな差は出ませんでしたが、外出中での普段使いであれば、さらにバッテリーは長持ちすると思います。
iPhoneユーザーであれば“いらない機能をオフ”はマスト!?
なお、iPhoneユーザーの声を見ていくと「とにかく不要だと思った機能を手当たり次第オフにしたら、バッテリーの減りが遅くなった」「新しいiPhoneにしたら、いらない機能をオフにするのが鉄則」といったコメントが目立ちました。今回、取り上げた項目以外にも、不要と思った機能は少しでも多く切った方がもいいかもしれません。
意外と簡単な方法でバッテリーを節約できるテクニック。まだ実践していない人は、この機会にトライしてみてはいかがでしょうか?