自分たちが子どものころと比べて、確実に早くなっているのが「スマホデビュー」だ。便利な一方、無防備に使えばトラブルにつながる危険もはらんでいるスマートフォン。そのような子どものスマホ事情について、株式会社レビューが運営する情報メディア「ahamo」が、日本全国の20代以上の人を対象にアンケート調査を実施した。
スマホで困った、1位は「家族の会話が減った」
「小学生の子どもに早々とスマホを持たせて失敗した・困ったこと」と題したアンケート調査では、小学生にスマホを持たせた20代以上の89人から回答を得た。
「失敗・困りごと」でもっとも多く1位となったのは、「家族の会話が減った」だった。回答者からは「スマートフォンに夢中になる時間の方が多くなり、家族間の会話が少々、減ってしまったと感じている」「もともと、内気で口数の少ない子なので、家族の中でもあまり話をしないタイプですが、スマホを持たせることで、友達とのメッセージをいっそう好むようになり、親子での会話が減ってしまい失敗した」といった声が上がっていた。
スマホを持つと、友達とのつきあいやゲームなど趣味の幅もぐっと広がる。子どもの性格なども考えて、家族同士の時間を意識的に取るように努力が必要だ。2位以降も見ていこう。
寝不足、視力低下…人間関係や金銭トラブルも
2位にランクインしたのは「寝不足になった」だった。「こっそり、夜にYouTubeやTikTokを見るようになってしまった」など、深夜もしくは早朝など保護者の目をかいくぐってスマホにのめり込むようになってしまった、という声が上がっていた。中には「夜、ずっとスマホをいじって寝不足になり、学校に遅刻するようになってしまいました」と、日々の生活リズムを大きく崩してしまったという人も。周囲に迷惑や心配をかけるほど、スマホにのめり込んでしまうのはいただけない。
3位になったのは「視力が悪くなった」だ。視力は失ってしまうと取り返しがつかないため、ルールを決めている家庭は多いだろう。しかし「最初は使用時間を決めていても、いつの間にか、うやむやになってしまいました」「親が気をつけていないと、長時間スマホでゲームをするようになった」など、子どもだけで自制するには、やはり限界があるようだ。
4位は、LINEなどで“既読スルー”や特定の子への陰口を言うなどの「友達同士のトラブルにつながった」、5位はスマホに時間を取らることで「宿題をしなくなった」が続いた。また7位には「内緒で課金していた」と金銭トラブルもランクイン。ほかにも、親用のアカウントを共用したせいで大人向けの広告が表示されてしまったなど、トラブルの種類は幅広かった。
スマホデビューすれば、スマホ時間が増えることは当然でもある。親子で事前に決めたルールを守って、お互いが気持ちよく使っていきたいものだ。
出典元:【ahamoに乗り換え隊】