スマホの持ち方「何の指」で操作してる?日本は他国と比べて特徴的!?【インテージグループ調べ】

普段、何気なく利用しているスマートフォン。自分がどのように持って操作しているのか意識したことはあるだろうか。片手のみで操作をしているのか、もしくは片手で支え、もう片方の指で操作しているのか…思い出すのは難しいかもしれない。

そのようなスマートフォンの操作だが、国別に持ち方を調査したところ、日本と外国で違いが明らかとなったといわれている。

人差し指や中指で操作する人は意外に少ない!? 海外では親指操作が多数

画面が大きいスマートフォンになると、片手操作は難しい気がする…(「インテージグループ」調べ)

マーケティング支援企業「インテージグループ」は、スマートフォンの持ち手について日本、中国、イギリス、アメリカなど11カ国の男女15歳~59歳に「スマートフォンの操作」について調査を行った。そのなかで、外国と日本の違いが顕著に表れた内容が「操作する指」についてである。多くの国で用いられていたのは親指であるのに対し、日本は人差し指や中指で操作を行っている回答者が多数、見られたのである。

日本では親指と答えた人の割合が左手だと18.8%、右手だと26.5%であったが、人差し指は右手が32.6%とかなり高い数値を出していたのである。他国の人差し指の割合を見ると、20%を下回っているため、かなり特徴的といえるだろう。

(画像は筆者撮影)

(画像は筆者撮影)

なぜ、人差し指の操作が多いのかを考えるならば、スマートフォンの操作時の持ち方が理由の一つといえるだろう。「各国の『スマホ操作の仕方』の違い」を調査したところ、海外は「右手持ち・右手親指操作」や「左手持ち・左手親指操作」など片手での操作と、「右手持ち・左手親指操作」と、やはり親指での操作が票を集めていた。しかし日本の場合は、「左手持ち・右手人差し指操作」が主流となっており、その割合は25.6%となっている。日本のスマホ操作の仕方としては、この持ち方が一番票を集めていたため、親指で操作していると聞くとどこか違和感を覚える人もいるのではないだろうか。

「左手持ち・右手人差し指操作」は60代が多いことが明らかに

片手操作をしている姿はカッコよく見えるかもしれない(「インテージグループ」調べ)

日本の個性が思わぬところで発見されたといえるが、日本国内で世代別に調査したところ、より詳しい事情を見つけることができたといえる。「左手持ち・右手人差し指操作」を行っているのは、年代が上がるほど増えていることが判明したのだ。10代の場合は、男性が13%、女性が19.2%しかいないのに対し、60代になると男性が53.1%、女性が59.2%も「左手持ち・右手人差し指操作」であった。

世界のほとんどがしていた「右手持ち・右手親指操作」の持ち方は、10代で見ると男性の場合は33.9%、女性の場合は22.8%と高い割合を示している。若者は片手で操作していることに慣れており、むしろ両手を使うことを手間であると考えている人もいるのかもしれない。

(画像は筆者撮影)

なお、「右手持ち・右手親指操作」の60代の結果は、男性が3.7%となっている。10代と60代の結果が反比例していることで、世代間ギャップを感じることになるとは驚きである。

調査では、各国の利き手についても回答を集計。日本は右手の割合が88.5%、左手が10.2%、両利きが3.2%となっているが、他国との差はそれほど感じられない数値となっていた。左利きの割合が一番多い国は、タイで12.8%もの左利きがいることが判明。対して、左利きが一番少なかったのはインドネシアで、その割合は2.5%と他国と比べてもかなり少ないことがわかる。

左利きの人口が少ないとは聞いていたが、万国共通とは驚きの結果となった。スマートフォンの持ち方一つでも違いが出た今回の調査。ほかにも日常の中で日本だけの個性が隠れていないか、探してみるのもおもしろいだろう。

出典元:インテージ【知るギャラリー】2023年1月27日公開記事

※サムネイル画像(Image:chainarong06 / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
iPhone・Android・SNS・パソコン関連・キャッシュレス、QRコード決済など、さまざまな情報を独自の視点や切り口で発信するニュースサイト
X/Twitter:@otonalife
YouTube:OTONALIFE Ch

iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト[オトナライフ]

関連記事

TOPICS
iPhone最新記事
iPhone&Android最新記事

RANKINGランキング

18:00更新