2006年ごろから徐々に広がりを見せ、2010年ごろまでにはかなり一般的なものになっていたスマートフォン。それから早10数年、携帯電話を持つ年齢も徐々に下がりつつあり、いまや小学生から老人まで1人1台なくてはならないものとなっている。いわゆる「ガラケー」時代から、生活を大きく変えたスマホについての調査が行われた。
スマホの普及「すぐ調べ物ができる」が何より便利
すぐ検索できる利便性の高さは、ガラケー時代とは格段に違う（株式会社レビュー「ahamo」調べ）
アンケート調査を行ったのは、株式会社レビューが運営するウェブメディア「ahamo」だ。全国の10代以上の男女100名を対象に「スマホが普及して便利になったと思うこと」についてインターネット上で尋ねた結果をランキング形式で紹介しよう。
断然トップとなったのは「すぐ調べ物ができる」だ。「パソコンいらずで、出先でもすぐに調べたいことを自分で検索できる（女性40代）」「マップでルートを調べることもでき、便利になった（男性30代）」など、その場で調べものができるという点がもっとも支持されていた。
ガラケー時代は、携帯用サイト（フィーチャーフォンサイト）などはあったものの情報量が圧倒的に少なかった。また、パソコン用サイトを閲覧するための「PCサイトビューアー」などのサービスは存在したが、すぐにすべて読み込めなかったり、「パケット定額プラン」などでなければ通信量が気になったりするなど、スマホほど使いやすいものではなかった。
はじめての場所へ行くときは、パソコンから地図をプリントアウトして出かけていたころが懐かしい。仕事中でもプライベートでも疑問をその場で解決できる、というのはストレスがなく非常に便利だが、一方で、すぐ検索に頼ってしまい、自力で思い出すという作業をしなくなってしまったことが良いのか悪いのか悩むところだ。
キャッシュレス、SNSの普及もスマホが後押し
（Image:Mr.Mikla / Shutterstock.com） スマホ普及期に比べて、安い料金プランも増えたこともユーザーにはうれしい変化だ
1位には引き離されながらも、2位にランクインしたのは「スマホ決済ができる」だ。ガラケーのころから「おサイフケータイ」などのキャッシュレス決済は存在していたが、これほどまでに普及したのはスマホになってからだ。回答者からは「現金を持つことが少なくなり、残金を気にすることも減った（女性20代）」「コロナ以来、現金を触るのを極力やめたかったので。ポイントをもらえてお得だし、いいことしかない（女性40代）」などといった声が上がっていた。
3位は同率で「メッセージ・通話が無料」「SNSの普及」となった。スマホが普及する以前は国内でも長電話をすれば、あっという間に数万の支払いとなっていたが、今や海外とのやりとりでさえ無料である。また、スマホで気軽に見られるようになったSNSのおかげで、触れられる情報量は大幅にアップした。回答者からは「起きていることや、世間の話題をリアルタイムで知ることができる（男性30代）」というコメントもあった。
調べ物をしたり、財布代わりになったり、またあるときはアプリを使った勉強道具や音楽プレイヤーにもなったりと、幅広く活躍してくれるスマホ。これからも、どうぞよろしく。
出典元:【ahamoに乗り換え隊】
※サムネイル画像（Image:Mr.Mikla / Shutterstock.com）
