povo2.0のauかんたん決済、Amazonやメルカリなど複数サービスで利用不可に – 3月1日から

スマホ一つで手軽に支払いができる決済サービス。なかでも通信キャリアが提供しているサービスでは、月々のスマホ利用料と合わせて支払う通信料金合算払いが多いのが特徴だ。KDDIが提供する「auかんたん決済」も通信料金合算払いのサービスの一つだが、3月以降、決済対象のサービスが制限されることになる。

Amazonなどが、3月1日からpovo2.0でのauかんたん決済が利用不可に

povo2.0

povo2.0は基本料金が0円で、オプションをつけることで自分に合ったスマホプランを構築するシステム(画像は「povo2.0」公式サイトより引用)

KDDIのスマホプラン「povo2.0」での通信料金合算払い「auかんたん決済」のサービス対象が徐々に減少しており、2月17日には「ウィンチケット」「デルカ」「ギフティ」が利用停止となった。さらに、3月1日からは「メルカリ」や「Amazon」などさまざまなサービスで利用できなくなる。

2023年3月1日からサービス対象外となるのは下記の通りだ。
・LINEギフト
・STORES(ストアーズ)
・ドミノ・ピザ
・メルカリ
・ラクマ
・出前館
・BASE
・LOHACO
・Yahoo!ショッピング
・Qoo10
・EC All Right
・SHOPLIST.com by CROOZ
・Amazon.co.jp
・Kindle
・Amazon Prime(プライム会費)
・Prime Videoチャンネル
・Amazon Music Unlimited

制限理由は「通常とは異なる利用方法があったため」

(Image:Alim Yakubov / Shutterstock.com)

利便性を損なわないためにも、利用規約を遵守して活用しよう※画像は一部編集部で加工しています

なぜ、これだけ多くのサービスでauかんたん決済が利用できなくなってしまうのだろうか。KDDI広報部によると「povo2.0において、auかんたん決済の通常とは異なる利用方法があったため、換金性の高いサービスについて停止した」とのこと。auかんたん決済を用いて現金化する、といった使われ方がインターネットで広まってしまい、それを防ぐために換金性の高いプリペイドカードなどのサービスを利用停止に踏み切ったようだ。

上記方法による現金化は規約違反であり、ペナルティが課される場合もある。しかし罰則が追い付かない、または罰則を回避して換金するユーザーが増えたことで、今回のような対応をせざるを得なくなってしまったと考えられる。なお、povo2.0以外の回線では、auかんたん決済は通常通り利用可能だ。

今回のサービス対象制限で、利用率の高いサービスでのauかんたん決済が規制されてしまい、ユーザーにとっては利便性が下がった結果となった。法律はもちろん、利用規約に違反する行為も当然許されてはおらず、運営の対応が難しくなれば、今回のようにユーザー全体にリスクがおよんでしまうため、常識的な利用でサービスを活用するべきだろう。

引用元:【povo

※サムネイル画像(Image:Alim Yakubov / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

オトナライフ編集部
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