モバイルデータ通信とは、携帯電話会社が提供する回線を使ったインターネット通信のことです。スマホに3G、4G、LTE、5Gなどの文字が表示される場合は、モバイルデータ通信を利用しています。携帯電話会社の料金プランではモバイルデータ通信の量が定められています。
今回はモバイルデータ通信とWi-FIの違いや、モバイルデータ通信をオフにするとできなくなることなどを解説します。
モバイルデータ通信とWi-Fiとの違い
モバイルデータ通信は、携帯電話会社が提供する電話回線を使ったインターネット通信です。一方、Wi-Fiは、スマホやパソコンなどの端末を無線LANの規格でネットワークに接続する技術です。基本的にスマホではモバイルデータ通信がONになっていると、Wi-Fiに接続されていない場合はモバイルデータ通信を使用します。
モバイルデータ通信とWi-Fiのより細かな違いは、以下の通りです。
モバイルデータ通信 | Wi-fi | |
通信速度 | 遅い | 速い |
通信状況 | 場所によって不安定 | 安定 |
料金 | 通信量による課金制・割高 | インターネット回線の料金のみ |
範囲 | ほぼ全国(各基地局の周辺地域) | Wifiルーターの周囲に限られる |
利便性 | 電波が届く範囲で利用可能 | Wifiルーターが必要 |
接続設定 | 不要(自動接続) | 必要 |
スマホでモバイルデータ通信をオフにしても、Wi-Fiに接続すればインターネットを利用できます。Wi-Fiのみでスマホを利用することも可能です。
モバイルデータ通信をオフにするとできなくなること
モバイルデータ通信をオフにすると、携帯電話会社が提供する回線ではインターネットに接続できなくなります。一方で、通信量を節約できます。また、バッテリーの消耗も抑えられます。なぜなら、スマホのアプリは使用中以外にもバックグラウンドで作動しており、インターネット通信やバッテリーを消費しているからです。
モバイルデータ通信がオフでもできること
モバイルデータ通信をオフにしても、Wi-Fiに接続していれば、インターネットに接続し、Webブラウジングやメールの送受信ができます。また電話とSMSは、モバイルデータ通信とは別のサービスなので、オフにしても使用可能です。
モバイルデータ通信のオン/オフをするには?
モバイルデータ通信をオン/オフする方法は、iPhoneとAndroidスマホで異なります。
iPhoneの場合
前述した通り、iPhoneの場合はモバイルデータ通信はコントロールセンターからオン/オフができます。そのほかの方法として、「設定」アプリからオン/オフすることも可能です。
Androidの場合
Androidの場合も「設定」アプリからモバイルデータ通信をオン/オフができます。
モバイルデータ通信についてよくある質問
モバイルデータ通信についてよくある質問をまとめました。
「モバイルネットワークのデータ通信が発生しますがよろしいですか」とは?
「モバイルネットワークのデータ通信が発生しますがよろしいですか」とは、携帯電話会社の回線を使ってインターネットに接続する際に表示されるメッセージです。これは、モバイルデータ通信をオンにすると、契約しているプランの通信量に応じて料金が発生することを知らせています。Wi-Fiに接続している場合は、このメッセージは表示されません。
モバイルデータ通信は従量課金制?
モバイルデータ通信は、携帯電話会社やSIMカードのプランによって、従量課金制か定額制か異なります。従量課金制の場合は、使った分だけ料金が発生します。定額制の場合は、あらかじめ決められたデータ容量まで一定の料金で利用でき、一部プランでは無制限での利用も可能です。
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Wi-Fiを利用しているにも関わらずモバイルデータ通信が有効化されてギガが減るのはなぜ?
Wi-Fiの電波が弱くなったり切れたりしたときに、自動的にモバイルデータ通信に切り替わってしまうことや、OSやアプリの自動ダウンロードやバックグラウンド更新など、不要な通信を行ってしまうことが原因です。
モバイルデータ通信を利用したくない場合、記事内で解説した手順でモバイルデータ通信をオフにしておくことが有効です。
まとめ
今回はモバイルデータ通信について解説しました。
モバイルデータ通信をオフにしても電話とSMSは使えるので、インターネット回線はWi-Fiしかほとんど使わない場合は、ごく少ないデータ容量の定額プランに加入し、普段はモバイルデータ通信をオフにしておくとスマホ利用料が抑えることができます。ぜひご自分の使い方を見直してみてください。