povo2.0が利用停止になった!どうすれば再開できる?− 手順を詳細に解説

基本料金0円で利用できるお得な「povo2.0」。とりあえず無料で利用できるので、デュアルSIM用として契約した人も多いでしょうが、180日以上電話の利用やトッピングの購入がないと利用停止されてしまいます。実は筆者のところにもついに「長期トッピング未購入による利用停止」メールが届き、povo2.0が利用できなくなってしまいました。そこで今回は、どうすればpovo2.0の利用を再開できるのか、その手続きについて詳細に解説します。

povo2.0は180日間トッピングを購入しないと利用停止になるって知ってた?

auの格安プラン「povo2.0(ポヴォ)」は、基本料金が0円で維持できるのが特長です。たとえば、ドコモ回線の格安SIMとデュアルSIM運用すれば、どちらかの回線にトラブルがあっても、電話やネットに接続できるので安心ですよね。

筆者も、ドコモの格安SIMに加え、povo2.0をeSIMで契約して、デュアルSIM運用を行っていますので、かなり安く2つの回線を維持できています。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

povo2.0は基本料0円で維持できるが、180日間以内に電話やSMSを利用するか、トッピングを購入する必要がある。たとえば、半年に1回「smash.使い放題パック」を220円で追加すればOKです。つまり1年間実質440円でau回線を維持できます

しかし、povo2.0は180日間まったく電話やSMSを利用せず、トッピングも購入しない場合は、利用停止になってしまうのをご存じでしょうか? 

もちろん、いきなり利用停止されることはなく、利用停止の10日ほど前に予告メールでお知らせが届きますので、この時点で何かしらトッピングを利用すれば、利用停止にはなりません。

こちらが10日前に届いた利用停止予告メール。ポイントは利用停止予定日(3月20日)と契約解除予定日(4月20日)。利用停止後すぐに利用再開手続きをすればいいのだが、さらに1カ月放置すると完全に契約解除処分になって、電話番号を維持できなくなります

povo2.0からの利用停止予告メールを見逃したり、無視していると本当にpovo2.0が利用停止されてしまいます。筆者も利用停止予告メールを無視していたら、実際に利用停止となってしまいました。

もちろん、利用停止予定日(今回は3月20日)以降、1カ月以内に利用再開手続きを行って、何にかしらのトッピングを購入すれば、また普通にpovo2.0を利用できます。

しかし、利用停止になってもそのまま放置して、契約解除予定日(今回は4月20日)を過ぎると、完全に契約解除処分になって、自分の電話番号を維持できなくなるのです。

2023年3月20日、ついに「ご利用停止のお知らせ」メールが届きました。しかし、契約解除ではないので1カ月以内に再開手続きをすれば、またpovo2.0を利用できるようになります

念のため「請求情報」を確認してみると、2022年9月に1回電話をかけて以来2022年10月~2022年3月までの半年間(180日間)の請求金額は0円でした

■povo2.0が利用停止になるまでの流れ

【1】2023年3月9日…「長期間トッピング未購入による利用停止予告」メールが届く
【2】2023年3月10日…「ご利用停止のお知らせ」メールが届く
※ここで利用再開手続きをしてトッピングを購入すれば問題なし。自分の電話番号もキープされる
【3】2023年4月10日…さらに1カ月間放置していると契約解除処分になる
※自分の電話番号が使えなくなる

povo2.0の利用再開手続きとトッピングを購入する方法

今回、筆者はpovo2.0で180日間も電話やSMSを利用せず、トッピングの購入もしなかったため、本当に利用停止になってしまいました。

しかし、利用停止でも自分の電話番号は維持されていますし、1カ月以内に再開手続きを行えば、契約を解除されることはないようです。

もちろん、povo2.0が利用停止されてしまうとデータ通信はできなくなってしまいます。

筆者の場合はドコモ回線の格安SIMやWi-Fiを利用できる環境があるので、さほど困りませんでしたが、そうでない場合は利用再開をするのに、ほかのデータ回線かWi-Fiなどに接続できる環境が必要になりますのでご注意ください。

利用停止になると、当然トッピングの購入もできませんので、必ず「ご利用停止のお知らせ」メールにある「povoサポート」から、チャットで利用再開のお願い手続きをしなければなりません。

Wi-Fiに接続した状態でトッピングを購入しようとしましたが、利用停止中なので購入することはできませんでした。やはり、面倒でも利用再開手続きを行う必要があるようです

それでは、実際にpovo2.0の利用停止を解除する手続きを行ってみましょう。まず「ご利用停止のお知らせ」メールを開き、「povoサポート」のURLをタップします。

このpovoサポートのチャットは、通常9時~21時までしか利用できませんが、利用再開の問い合わせに関しては21時以降も受け付けてくれます。

povoサポート画面を開いたら、名前とメールアドレス、ご質問内容、電話番号などを入力していきますが、ご質問内容に関しては、タブから「10.【利用中】利用停止・利用停止の解除」→「b.トッピング未購入による利用停止の解除」を選択しましょう。

メッセージに「利用を再開したいです」などと入力すると、カスタマーサポートがチャットに参加してくれます。あとは、相手の指示に従って本人確認などを行えば、すぐに利用再開の手続きを行ってくれます。

povo2.0の利用再開をお願いする手順

まず、「ご利用停止のお知らせ」メールを開き、「povoサポート」のURLをタップ(左写真)。すると名前とメールアドレス、ご質問内容、電話番号などを入力するページが表示されます(右写真)

ご質問内容はタブで選択できますが、今回のケースでは「10.【利用中】利用停止・利用停止の解除」を選択し(左写真)、続いて「b.トッピング未購入による利用停止の解除」を選択しましょう(右写真)

povo2.0の電話番号を入力したら、メッセージに「利用を再開したいです」などと入力する(左写真)。すると、カスタマーサポートがチャットに参加しますので、相手の質問などに答えていけばいい(右写真)

途中で、本人確認のためにpovo2.0の電話番号と名前、生年月日を聞かれるので間違えないように答えましょう(左写真)。ほかにもいろいろ説明があるので、それらを確認していけば利用再開手続きは完了します(右写真)

チャットを終了するには、画面の左上の「メニュー」ボタンを押し「終了」を押す(左上写真)。続いて「チャット終了」を選択(左下写真)。最後にチャットの評価をコメントして「送信」を押せば完了です(右写真)

チャットで利用再開手続きを済ませたら、数分後にはpovo2.0を利用できるようになり、メールでも利用再開のお知らせが届きます。

povo2.0の利用が再開されたら、少なくとも1カ月後までに必ず何かしらトッピングを購入するようにしましょう。それを忘れていると、今度は契約解除となり電話番号が無効になってしまいます。

今回、筆者は実用的なトッピング「データ追加1GB(7日間)」を390円で購入することにしました。これでまた、6カ月間はpovo2.0の回線を維持できます。

povo2.0でトッピングを購入する手順

利用再開手続きが終わったら、早めにトッピングを購入しよう。今回は390円の「データ追加1GB(7日間)」を選択した(左写真)。続けて「スワイプして購入を確定する」を右にスワイプする(右写真)

無事「購入が完了しました!」と表示され、トッピングを購入できた(左写真)。ホーム画面でも1GBのデータ通信量が追加されたことが確認できます(右写真)

まとめ|再開後1カ月以内にトッピングしないと契約解除に

いかがでしょうか? povo2.0をまったく利用しないで180日が経過すると、まず利用停止にされてしまいます。この場合は、面倒でもpovoサポートにチャットで再開手続きを行うことになります。

povo2.0の利用が再開されたら、1カ月以内に何かしらのトッピングを購入しないと、今度は契約が解除され、自分の電話番号が維持できなくなるのでご注意ください。

いずれにせよ、10日前に利用停止予告メールが届いた時点でトッピングを購入しておけば、このような面倒な手続きを行う必要はありません。

次回から筆者は、本当に利用停止になる前に、必ずトッピングを購入するつもりです。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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