これ何?話題の「AcryPhone」を買ってみた – 通話もネットも写メもできない!?

今、SNSで話題となっている「AcryPhone(アクリフォン)」をご存じでしょうか? これはiPhone 13/14などと同サイズの黒いアクリル板で、スマホの機能はまったくありませんが、まるで本物のiPhoneのように見えるジョーク商品なのです。そこで筆者はさっそくAcryPhoneを購入して、実際に保護フィルムやケースを装着し、iPhoneっぽくドレスアップしてみました。果たしてその結果は……!?

AcryPhoneっていったい何!? スマホ依存症向けなの?

2022年12月21日、ekoD Works(エコードワークス)がスマートフォンの形状に似せたアクリル板「AcryPhone(アクリフォン)」についてTwitterに投稿しました。

これは、iPhoneそっくりの黒いアクリル板で、いわゆるジョーク商品。電話もネットもできないし写真を撮ることもできない単なるオブジェなのです。

しかし、ネット上では「スマホ持っていないと落ち着かないって人はこれ持っていると改善するかも…?」「スマホ依存症なので代わりにこれを所持していたい」という声も寄せられ、大変な注目を集めました。

確かに、iPhoneを持っていないと落ち着かないスマホ依存症のような人もいるので、このAcryPhoneをiPhoneだと思って持ち歩けば、スマホ依存症の人には何らかの効果があるのかもしれませんね……。

そこで筆者は、実際にAcryPhoneを購入して、保護フィルムやケースなどを装着して、本物のiPhone風にドレスアップしてみました。

すると、本当にiPhoneにしか見えないように仕上がったのですが、これって、いったいどのように使えばいいのでしょうか?

●ekoD Works「AcryPhone」は→こちら

ekoD Works「AcryPhone」(Image:ekodworks.com)

こちらが「ekoD Works」公式サイト。「電池が切れたスマホはただの黒いアクリル板」と紹介文があるが……(画像はekoD Works公式サイトより転載)

AcryPhoneはどうやって買えばいいの?

AcryPhoneはドコモやau、家電量販店に行っても買えません。数々のジョーク商品を販売している「ekoD Works」の公式サイトで販売されています。

ekoD Worksの公式サイトで「AcryPhone」を開くと、「潔いほど徹底的なFLAT BAR。」「片手にJUST FIT、落ち着く握り心地。」「どう見ても高級DEVICE。」「安心と信頼のWATER PROOF。」などのあおり文句が笑えます。

ページを最後までスクロールすると、「さあ、あなたはどうする?」とあり、「AcryPhoneを購入」か「普通のスマホを購入」が選択できます。

ここで「AcryPhoneを購入」を押せばAcryPhoneを購入できますが、「普通のスマホを購入」を押すと、Googleで「Smartphone」を検索するという凝りようです。

AcryPhoneは本体のみが3,300円、保護フィルムセットが3,520円と、ジョーク商品としては結構な値段です(送料は別途185円)。

また、ekoD Works公式サイトでは、会員登録しなくても商品をカートに入れて、名前や住所、電話番号、メルアドなどを入力すれば、すぐに購入可能となっています。

ちなみに、ekoD Worksは「Stores.JP」を利用しているので、支払いはクレカ、コンビニ決済、キャリア決済、銀行振込のほか、あと払いPaidyにも対応しているので、好きな決済方法で購入してみましょう。

AcryPhoneを購入する手順

AcryPhoneを購入する手順1(Image:ekodworks.com)

ekoD Worksの「AcryPhone」のページを最後までスクロールすると、このページが表示されるので、「AcryPhoneを購入」をクリックする(画像はekoD Works公式サイトより転載)

AcryPhoneを購入する手順2(Image:ekodworks.com)

AcryPhoneは本体のみ(3,300円)と保護フィルムセット(3,520円)が選択できる。今回は本体のみを選択してカートに入れた(画像はekoD Works公式サイトより転載)

AcryPhoneを購入する手順3(Image:ekodworks.com)

会員登録していれば「ログインして購入する」を選択すればいいが、AcryPhoneだけを購入するなら「ゲスト購入する」でも構わない(画像はekoD Works公式サイトより転載)

AcryPhoneを購入する手順4(Image:ekodworks.com)

このあと氏名、住所、電話番号、メルアドなどを記入して、支払い方法を選択すれば、すぐに購入できる(画像はekoD Works公式サイトより転載)

AcryPhoneはそのままでは本当にただの黒い板!?

ekoD Works公式サイトでAcryPhoneの購入手続きをすると、筆者が東京都内在住だったこともあり、2日後にはクリックポストで届きました。

封筒のなかにはスマホのようなデザインの箱が入っており、本体は意外と丁寧かつ厳重に梱包されています。

さっそく、本体を保護している紙をペリペリと剥がすと、まさに純度100%の傷ひとつないツルツルした黒いアクリル板が姿を現しました。

「う〜ん、これは本当に単なる板なんだな〜」というのが率直な感想です。この時点ではスマホ風の何かですらありません……。

AcryPhoneを箱から出してみる

AcryPhoneを箱から出してみる1

こちらが注文から2日後にクリックポストで届いたAcryPhone。パッケージは一見スマホのように見える(筆者撮影)

AcryPhoneを箱から出してみる2

AcryPhoneのパッケージを開けると、プチプチになどに何十にも丁寧に包装された本体が収められていた(筆者撮影)

AcryPhoneを箱から出してみる3

本体を保護している紙をペリペリと剥がすと、まさに傷ひとつないテカテカの黒いアクリル板が姿を現した。でも、このままではiPhoneだとは認識できない……(筆者撮影)

正直言ってAcryPhoneは本当に純度100%の表面がツルツルしたアクリル板でしかないので、そのままではとてもiPhoneだとは認識できません。

そこで、ダイソーで110円で売られていたiPhone 14用の保護フィルムを貼ってみることにしました。

実はAcryPhoneの本体サイズは146×71×8mmとなっています。これに対し、iPhone 13のサイズは146.7×71.5×7.65mm、iPhone 14のサイズは146.7×71.5×7.8mmですので、iPhone 13か14用のものがそのまま利用できるのです。

さっそく、ダイソーのiPhone 14用保護フィルムを貼ってみたところ、筆者はつい「おお〜っ!」と声を出してしまいました。

AcryPhoneの表面に保護フィルムを貼るだけで、何だかものすごくスマホ感がアップしたのです! これならiPhoneっぽくなるのかも……。

iPhone 14用保護フィルムを貼ってみる!

iPhone 14用保護フィルムを貼ってみる!1

こちらは、ダイソーで110円で売られていたiPhone 14用保護フィルム。これを表面に貼ってみよう(筆者撮影)

iPhone 14用保護フィルムを貼ってみる!4

気泡が入らないように、ゆっくりとiPhone14用の保護フィルムを貼ってみた(筆者撮影)

iPhone 14用保護フィルムを貼ってみる!3

「おお~っ!」何だかものすごくスマホ感がアップしたではないか! 保護フィルムを貼るだけでここまでiPhoneっぽくなるとは……(筆者撮影)

iPhone 14用保護フィルムを貼っただけで、ここまでスマホ感が出るものなのか……と妙に感心した筆者ですが、続いてAmazonで発注しておいたiPhone 13用ケースも装着してみることにしました。

このケースの特徴は、レンズ用のカバーも一体化されていることです。これを装着することで、AcryPhoneの何もないツルツルの表面に、まるでカメラレンズがあるように見せかけるわけです。

ちなみに、このiPhone 13用ケースは1,269円でしたが、実際にAcryPhoneに装着してみたところ、思わず「うお〜っ、これはもう本物のiPhoneにしか見えない!」と叫んでしまいました。

iPhone 13用ケースを装着してみる!

iPhone 13用ケースを装着してみる!1

こちらがAmazonで購入したiPhone 13用のレンズ一体型ケース。低価格の割にしっかりしたポリウレタン製(筆者撮影)

iPhone 13用ケースを装着してみる!2

さっそくケースを装着してみたところ、「うお〜っ!」これならiPhone 13のカメラレンズがあるように見える!(筆者撮影)

iPhone 13用ケースを装着してみる!3

どうだろうか? 先ほどまで単なる黒いアクリル板だったAcryPhoneが、もはや本物のiPhone 13にしか見えない!(筆者撮影)

AcryPhoneをドレスアップして遊んでみた!

当初は単なる黒いアクリル板だったAcryPhoneですが、表に保護フィルムを貼って、裏にレンズ一体型のケースを装着してドレスアップした途端、もはや本物のiPhone 13にしか見えなくなってしまいました。

正直、筆者はあの黒い板がここまでiPhone感を醸し出すとは思っていなかったので、まるで子どものようにはしゃいでしまったのです。

iPhone 12 miniとiPhone 13 Pro Maxの間にAcryPhoneを挟んでみた。もはや立派なiPhone 13にしか見えない!(筆者撮影)

AcryPhoneをカフェに持って行ってみよう。いったい誰が、これを単なる黒い板だと思うだろうか? ちなみに、右にあるのはApple Watch風のガジェットです(筆者撮影)

今度はカバンにそっとAcryPhoneを忍ばせてみた。「いいじゃないか!」どう見てもiPhoneにしか見えない!(筆者撮影)

iPhoneで電話をかけているフリをしてみる……。誰も単なる黒い板で遊んでいるとは思うまい、フフフッ……(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 正直言ってAcryPhoneの現物を手にしたときは、本当に単なる黒いアクリル板で、さほどスマホ感はありませんでした。

「こんなものに3,300円も払ってしまったのか……」と、少しだけ後悔したのですが、保護フィルムを貼ってみるとややスマホ感がアップし、ケースを装着した途端、もはやiPhoneにしか見えなくなってしまいました。

そのあとの筆者のはしゃぎっぷりは写真で紹介した通りです。実際にAcryPhoneを持って街に出かけると、「誰もこれが黒い板だとは思わないだろう、フフフッ……」という妙な優越感に浸れること請け合いです。

ほかにも、知り合いに「新型iPhone買ったんだ」と手渡すと、「メチャ軽いですね〜」というリアクションを見てほくそ笑むという楽しみ方もできます。もちろん、「単なる黒い板だ」と明かすと相手にムッとされますが……。

ちなみに、今回は送料やケース代などを合計すると5,000円を超えてしまったので、ジョーク商品としては非常に高価なものになってしまいましたが、まあ、そこそこ楽しめたというのが筆者の正直な感想です。

結局のところ、AcryPhoneを購入してiPhoneそっくりに仕上げたうえで、5,000円分楽しめたり、癒されるかどうかは、アナタ次第ということになるでしょう。

オトナライフ編集部
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