iPhoneのナンバリングシリーズの廉価版であるiPhone SEシリーズ。次世代となる「iPhone SE（第4世代）」では、これまでのモデルであったTouch IDがなくなり、iPhone 13や14の筐体がモデルとなるといううわさがある。スペックや搭載モデムについても、さまざまな考察が飛び交っているが、ユーザーがとくに注目している発売時期についても多様な予想が報じられているので、その一部を紹介する。
iPhone SE（第4世代）は、2025年発売説が有力？
（Image:Cincila / Shutterstock.com） 2021年発売のiPhone 13。現代の感覚では新しいモデルだが、2024年ごろには「旧モデル」という認識になるのだろうか
2024年の発売を噂されていたiPhone SE（第4世代）の発売が延期されるという予想が報告された。元々はアナリストのミンチー・クオ氏がTwitterにて、「中止されていたiPhone SE（第4世代）の開発が再開されたこと」と「2024年に製造販売されること」を報じていた。しかし、Haitong International Securitiesに所属するアナリストのジェフ・プー氏は、iPhone SE（第4世代）の発売が2025年に延期されると伝えた。
実は、以前にも中国メディアのiMediaは、iPhone SE（第4世代）はiPhone 13またはiPhone 14のモデルと有機ELディスプレイを採用して2025年に発売されると予想していた。毎年、新型iPhoneの発売と旧モデルのiPhoneの販売終了が繰り返されており、2024年には、iPhone 16の発売とともにiPhone 13の販売が終了となると考えられている。販売を終えたiPhone 13の筐体とディスプレイを活用してiPhone SE（第4世代）を製造するとすれば、2025年という販売タイミングにもiPhone 13がモデルだといううわさにも説明がつく。
iPhone 14も、その頃には値下げされ主力商品ではなくなっているので、iPhone SEシリーズのモデルとなってもおかしくないだろう。
iPhone SE（第4世代）の発売タイミングが、iPhone 16にも影響？
2022年発売のiPhone SE（第3世代）。第2世代は2020年発売のため、SEシリーズは約2年ごとの発売となっている（画像は「Apple」公式サイトより引用）
iPhone SE（第4世代）の発売されるタイミングについて異なる予想が飛び交っているが、その発売時期によってiPhone 16の5Gモデムが影響を受ける可能性がある。iPhone 15までは外部開発のモデムを搭載されるというが、新たなiPhone SEには、Appleが独自開発している5Gモデムを搭載されるといううわさがある。そのiPhone SEが2024年に発売されるとすれば、同年に発売予定のiPhone 16にも搭載される可能性が高い。
しかし、2025年発売だとすると、それより先に発売されるiPhone 16の5G モデムは外部開発の「Qualcomm Snapdragon X75 5Gモデム」になるかもしれない。そのスペックの違いについて詳細は不明だが、ユーザーとしては5G通信の性能の向上や外注を使わないことによるコストダウンなどに期待したいところだ。
iPhone SE（第4世代）の販売時期については多様なうわさがあるが、単純な予想の多さで考えると2025年の発売だと見込まれているようだ。1、2年後の発売とはいえ、現代のモデルと遜色ないスペックをもつ次世代iPhone SEに、期待する人も多いのではないだろうか。
引用元:【MacRumors(1)】【2】【3】
※サムネイル画像は（Image:「Apple」公式サイトより引用）
