「ガラケーに戻したくない」60代女性は97%、でもスマホ用語が【宝島社「素敵なあの人」調べ】

携帯電話契約者の大半が使用しているスマートフォン。iPhoneシリーズやGalaxyシリーズの初代モデルが登場し、次世代のモバイルツールとして羨望のまなざしを集めてから10年以上が経ち、いまでは幅広い世代に普及する生活必需品となっている。驚くべきは、60代以上の高齢者もスマホを使用している事実だ。先端ツールでありながら直感的な操作が可能な分、高齢世代にも使いやすいのかもしれない。今回、60代女性を対象にしたスマートフォン事情の調査結果が発表された。その内容は高齢者のスマホ社会への適応度の高さを示すものだった。

60代女性の97%が「ガラケーに戻したくない」スマホに満足している様子

ファッション雑誌業界のトップランナーである宝島社は4月14日、「60代女性のスマートフォン事情」の読者アンケート結果を発表した。同社が出版する40~60代向けファッション雑誌「素敵なあの人」の読者に実施したアンケート調査であり、ファッションやトレンドへの感度の高い60代女性層の実態を垣間見ることができる結果になっている。

(宝島社「素敵なあの人」調べ)

「スマートフォンの使用率」については96.3%の読者がスマホを使用し、使用機種はiPhoneとAndroidスマホが二分している。興味深いのは、シニア向けスマホは誰も使っていないという点だ。ファッションへの意識が高い同雑誌の読者特有の傾向かもしれないが、先端機種であっても日常的に扱えているのだろう。ただ、そうは言っても「スマホは難しい」とネガティブな心情のまま使用しているユーザーもいる可能性はある。

スマホに慣れてしまうとやはりガラケーにはもう戻れないようだ(宝島社「素敵なあの人」調べ)

そのような疑問に踏み込んだ調査も実施されており、「ガラケーに戻したいですか?」という問いに対して「ガラケーに戻したい」と回答したのはわずか3%にとどまった。多くの60代女性読者はスマホライフに満足しているようだ。

これぞアクティブシニア!スマホの使い方を教えてほしいユーザーも

(宝島社「素敵なあの人」調べ)

スマホが必需品の現代社会に適応している60代女性が多いことはわかった。一方でバージョンアップ時の不具合、データ引き継ぎの失敗、使いこなせないといった悩みも経験しているようで、スマホユーザーの4人に1人が「スマートフォンの使い方を習いたい」と前向きな姿勢を示していることも明らかになった。

(宝島社「素敵なあの人」調べ)

シニア層もアプリやポイ活など新たなムーブメントを取り入れたい(宝島社「素敵なあの人」調べ)

とくに基本的なスマホ用語や格安スマホについて知りたいユーザーが多く、スマホの概要を把握する段階にあるようだ。なかには、ポイ活、LINEの使い方、セキュリティについてピンポイントに知りたいという声もあり、自分らしいスマホの使い方を実現したいユーザーもいるようだ。

日進月歩で進化するスマートフォンの世界。今後も新たな機種やアプリ、機能が登場するが、前向きなシニア層はアクティブに学びながら適応していくに違いない。

出典元:【株式会社宝島社./PR TIMES

※サムネイル画像は(Image:「photoAC」より)

オトナライフ編集部
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