最近はスマホに音楽を入れたり、サブスクの音楽配信サービスを利用できるため、スマホで音楽を聴くのが一般的ですよね。iPhoneユーザーである筆者も、家の中や移動時などにスマホで音楽鑑賞を楽しんでいます。携帯音楽プレーヤーなどの音楽鑑賞用デバイスを持ち歩く必要がないので非常に便利ですが、ここで気になるのが“音楽鑑賞時のバッテリー消費量”。
とくに、バッテリー残量が少ない時は「音楽を聴くとすぐに充電が切れそうだからやめておこうかな…」と考えることもあります。では実際、音楽を鑑賞することでどの程度バッテリー消費してしまうのでしょうか? 今回4つの方法でそれぞれの消費量を検証したので、さっそく紹介したいと思います。
最もバッテリーの消費を抑えられる音楽鑑賞方法は?
スピーカー・ワイヤレスイヤホン・有線イヤホンの3つで検証!
まず1つ目は、「iPhone本体(スピーカー)から音楽を流すパターン」で検証(※iPhone SE第3世代を使用)。前提として、
・充電100%の状態から2時間音楽を流し続ける
・音楽は「Apple Music」アプリに取り込んだ音楽を再生(オフライン再生)
・音楽視聴時のみのバッテリー消費量を測るため、「機内モード」はオンの状態
・音量は「50%」に設定
・音楽視聴時、画面は消しておく
といった条件のもと実践してみました。
●Apple公式サイト『機内モード』については→こちら
検証の結果、iPhoneのスピーカーから2時間音楽を流した時のバッテリー残量は91%でした。バッテリーは9%消費したものの、音楽を聴くだけなら一日は十分持ちそうです。
続いて、「ワイヤレスイヤホン音楽を流すパターン」を試していきます。(※AirPods Proを使用)
1つ目と同じ条件で2時間音楽を流したところ、なんとバッテリー残量は“100%”のままでした。iPhoneのスピーカーで音楽を視聴するよりも、イヤホンを利用した方がバッテリーの消費を抑えられることがわかります。
検証では「有線イヤホンを使ったパターン」も試してみましたが、こちらも“バッテリーはまったく減らない”という結果に。ワイヤレスイヤホンの場合「Bluetooth」を使用する必要があるものの、2時間程度の視聴であれば、バッテリーの消費には影響しないようです。
オンライン再生だとバッテリーを消費しやすい?
では、オフライン状態ではなく、オンラインで音楽を視聴した場合は結果が変わってくるのでしょうか? 実際に音楽配信サービスを利用する時に、通信が発生する「ストリーミング再生」で視聴する人も多いはず。そこでアプリ「Spotify」を使い、「ストリーミング再生でiPhone本体から音楽を流すパターン」も検証してみました。
そして2時間後、バッテリー残量は“84%”になっていることを確認。オフライン状態で音楽視聴した時は“9%”バッテリーを消費しましたが、オンラインで音楽を再生したところ、2時間で“16%”もバッテリーを消費してしまうことが判明しています。やはり通信が発生する分、バッテリーの消費も激しくなるのかもしれません。
まとめ
今回の実験結果から、「音楽視聴時はイヤホンを使用して“オフライン再生”にすれば、バッテリーの消費を最も抑えられる」ということがわかりました。充電を気にせずにスマホで音楽を視聴したい人は、ぜひこの方法で楽しんでみてはいかがでしょうか。
●『Apple Music』スマートフォンアプリ(iPhone)は→こちら
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●『Spotify』スマートフォンアプリ(iPhone)は→こちら
●『Spotify』スマートフォンアプリ(Android)は→こちら