物価の上昇が世間を賑わす中、固定費の削減に着手する人も多いのではないだろうか。2023年4月21日に発表された「MMD研究所」の調査結果によると、この半年で27.8%の人が「通信費の見直し」を行い、「男性20代」は40.9%にのぼるという。今回は男女7,000人に聞いた「通信費の見直し方法」についてお伝えしよう。
男性20代の40.9%が通信費を見直し
「MMDLabo株式会社」が運営する「MMD研究所」は2023年3月17日〜3月20日、18歳から69歳の男女7,000人に「生活費の節約とスマートフォンの利用年数に関する調査」を実施した。4月21日に発表された調査結果によると、この半年で「通信費の見直し」をした人は27.8%にのぼることが明らかになった。
通信会社を契約しているスマートフォンを所有する6,253人を対象に「あなたは通信費の見直しをこの半年で行いましたか?」と尋ねると、「見直しを行った」が27.8%、「見直しは行っていない」は72.2%という結果となった。
性年代別でみると、通信費の見直し率が最も高いのは「男性20代」の40.9%だった。ついで「男性30代」と「女性20代」の32.7%が同率2位で、この世代の通信費の見直しへの関心の高さが伝わってくる調査結果となった。
上位は「プラン変更」や「通信会社切り替え」
「通信費の見直しを行った」と回答した1,738人に、「この半年での通信費の見直しをしたこと」を尋ねたところ、最も多かった見直し方法は「同じサービスの中でプランを変更」したで、24.6%だった。2位は「通信会社を変更した」の21.5%、3位には「ギガ(通信)の節約」の19.4%が続く形となった。4位は「同じ通信会社が提供するオンライン専用プランに変更」の18.0%、5位は「オプションサービスを解約した」の17.6%だった。6位は「同じ通信会社が提供するキャリアサブブランドに変更」の17.1%である。このような回答から、この半年でさまざまな面からの「通信費の見直し」をしている人が多いことが伝わってくる。
「家計」の支出は「変動費」と「固定費」に大きく分けられる。「固定費」の一つである通信費は、一度見直すと継続的に節約効果が得られる。「節約しよう」と思い立ったら今回の見直し方法を参考に、まず支出の大きな割合を占め、月々の支払いがほぼ確定している「通信費」から見直すのも効果的だ。
出典元:【MMD研究所】
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