あなたはスマホをどのくらいの頻度で買い替えるだろうか。毎年最新のモデルに変えている人もいれば、同じモデルを使い続ける人もいるだろう。それではどれくらいの利用年数が最も多いのだろうか。
同じスマホを2年以上使い続けている人が過半数
MMDLabo株式会社が実施した「生活費の節約とスマートフォンの利用年数に関する調査」によると、メインで利用しているスマートフォンの利用年数は「1年~2年未満」が22.7%と最も多く、次いで「2年~3年未満」という結果に。大手キャリアでの契約は2年ごとの更新が多いことや、iPhoneのバッテリーは2年目あたりから劣化が始まると言われていることから、およそ2年でスマホを買い替える人が多い模様。
利用年数が半年だという人は15%と全体で3番目に多く、まだ1年も経過していない人は4分の1以上だ。おそらく新しい端末を購入してからの期間を指しているため、半年や1年ごとにスマホを買い替えているわけではないだろう。しかしiPhoneなどは毎年最新モデルが発売されているので、1年で買い替える人はいないわけではないだろう。
まだスマホを購入してから時間が経ってない人がいる一方で、5年以上と長期間にわたって使い続けている人も意外と少なくない。長年使い続けると不調をきたしやすくなるが、馴染みのある端末の方が使いやすく、買い替える必要性をそれほど感じないのかもしれない。
「持っているスマホがまだ使えるから」2年以上使う利用し続ける人多数
前述したように、数年にわたって同じ端末を使い続ける人はかなり多い。そこで2年以上同じスマホを使っている人にその理由を聞くと、「持っているスマホがまだ使えるから」という回答が4割以上であった。同じスマホを使い続けることでバッテリーが劣化したり、古いスマホだと最新のOSに対応しなかったりなどデメリットもあるが、普段使い程度であれば問題なく利用できるケースもあるため、そのまま使っている人は少なくないようだ。
「機種変が面倒だから」「データの移管が面倒だから」と買い替えの手間を惜しむ声も。新しい端末を購入するにはコストがかかり、データの移し替えなどに時間もかかるため、致命的な問題がない限りはそのままで十分だと考える人もいるようだ。現在使用しているスマホに愛着がある人ももちろんいるだろうが、スマホそのものにそれほどこだわりがなく、「使えればいい」と考えている人もいるかもしれない。
現在市場に出回っているスマホのほとんどが、数年前に発売されたモデルでも十分使用できるため、長く使い続けても問題ないケースも多いだろう。しかし、一部の最新サービスを利用できなかったり、公式のサポートが適用されなかったりと不都合なこともあるため、不便に感じてきたらタイミングを見計らって新しいスマホに変えるほうがよさそうだ。
出典元:【MMD研究所】
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