社会全般で巻き起こる値上げの流れは、スマホにまつわる意外な費用にもおよんでいる。5月9日、NTTドコモはドコモショップなどの店頭での事務手数料の改定を発表した。各種手続きに応じて事務手数料が異なっていたが、今回の改定により3,850円（税込）に一律化される。スマホの買い替えや修理依頼、名義変更など、ユーザーはさまざまな用事で年に数回訪れる機会があるだけに他人事ではないだろう。ドコモユーザーは改定時期や手続きごとの値上げ幅を確認してほしい。
2023年7月1日からNTTドコモの各種事務手数料が3,850円（税込）に
NTTドコモの事務手数料は7月1日から値上げされ、対象となる手続きは8項目にもおよぶ。同社は値上げの背景について、近年話題となっている物価高や電気料金の値上げ、店舗における説明事項の増加などのよる各種費用をふまえたものと説明している。スマホや携帯電話に関する手続きはドコモショップだけでなく、量販店や一般販売店で行えるが、今回の値上げはいずれの店舗にも適用される。
事務手数料は一律で3,850円（税込）となり、手続き項目によっては値上げのインパクトが大きい。新規契約・契約変更は改定前金額が3,300円のため500円ほどの値上げ幅だが、機種変更・名義変更・SIM再発行・eSIM再発行・電話番号の変更は改定前金額が2,200円のため1,600円ほどの値上げとなる。なかでも、電話番号保管は1,100円から3,850円と3倍以上の事務手数料が発生するため、気軽に利用できるものではなくなるだろう。SNSやLINEが普及する現代社会では電話機能の存在感は薄れているため、手数料値上げは理解できるが、この上昇幅は驚きだ。
事務手数料無料も……オンラインへの移行は加速するか？
頻繁に利用しないものの、いざ来店して手続きを依頼すれば値上げ価格が適用されるとなると、二の足を踏みたくなるのが人間の性。なんとか経済的に手続きしたいユーザーには、ドコモオンラインショップという選択肢がある。24時間365日各種手続きを行える利便性はもちろん、新規契約や機種変更、契約変更などの事務手数料は不要である。SIMカード再発行など一部手続きには手数料が発生するため、利用時には金額確認が必要だが、4,000円近い手数料が0円になるのはうれしいことだ。
なにかとデジタル化が推奨されている昨今、スマホにまつわる手続きに関しても、今回の事務手数料の値上げ機に、オンライン手続きに挑戦してみるのもありではないだろうか。
引用元:【NTTドコモ】
引用元:【ドコモオンラインショップ】