2023年はミドルクラススマホの当たり年かもしれない。2023年5月18日、サムスン電子ジャパン株式会社は「Galaxy A54 5G」をau、UQ mobileで2023年5月25日に販売開始すると発表した。翌5月19日にはドコモからも同日に発売されることが発表され、2023年春夏モデルの覇権争いに参戦することになりそうだ。
バランスが良く完成度の高いスペックが嬉しい優等生ミドルレンジスマホ
「Galaxy A54 5G」は2023年春夏モデルの5G対応スマートフォン。Wi-Fi6にも対応している。2022年5月に発売された「Galaxy A53 5G」の後継機で、5,000mAhの大容量バッテリーやハイエンドクラスと同等のセンサーを搭載したカメラなどが特長だ。顔認証・指紋認証といった生体認証やステレオスピーカーも搭載されている。
約6.4インチの有機ELディスプレイは、Galaxy A53 5Gよりも明るさは20%アップし、太陽光の下でも見やすくなった。また、ブルーライト量は50%カットされ、目に優しくなったうえに、最大120Hzのリフレッシュレートで動画視聴やゲームの際、よりスムーズに楽しむことができそうだ。
また、ガラスのような光沢仕上げに変更された背面パネルは上位モデルにも近く、高級感のある外観になった。
価格はauとUQモバイルは74,730円、ドコモは69,850円。スペック・デザイン・価格ともにバランスの良い高コスパなミドルクラススマホだと言えるだろう。
画素数だけでは測れない「SNS映え」カメラ
●ドコモ(Galaxy A54 5G)は→こちら
カメラは超広角、広角、マクロの3つのレンズが縦に並ぶGalaxyらしい配置。先代のGalaxy A53 5Gに比べ、4眼から3眼に減り、メインカメラの画素数が約6,400万画素から約5,000万画素に下がっているため、スペックダウンしたような印象を受ける。
しかし、光を多く取り込めるセンサーを搭載し、AF速度も上がったことにより、明るくクリアな写真が撮影できるようになっている。もはやレンズの数と画素数だけでは測れないのが最近のスマホカメラだ。さらにGoogleのスマホ「Pixel」シリーズのAI写真編集機能「消しゴムマジック」に似た編集機能も搭載されている。
そして、Galaxy A54 5Gのライバルとなりそうなのが、2023年5月11日に発売されたGoogleの「Pixel 7a」だ。本体価格は同価格帯だが、発売後1週間で各キャリアではキャンペーンが行われ、条件によってはかなり安く入手できる。しかし、Pixel 7aは外部メモリに対応していないなど、GALAXY A54 5Gの方が優位な部分もあり、じゅうぶん競争力はありそうだ。
2022年秋のシャープ「AQUOS sense7」発売以来、ミドルレンジスマホのレベルが上がり、ハイエンドは高額すぎて手が届かないがエントリーモデルでは物足りないというユーザー層には嬉しい1年となりそうだ。今後の新作スマホの動向にも注目していきたい。
●au(Galaxy A54 5G)は→こちら
●UQ mobile(Galaxy A54 5G)は→こちら
引用元:【Galaxy A54 5G | Samsung Japan 公式】
※サムネイル画像は(Image:「UQ mobile」公式サイトより引用)