現代の必需品と化しているスマホ。連絡、調べもの、買い物、暇つぶしなどスマホ一つで多様な役割を担っている。しかし、その分スマホの利用時間も増え、スマホの使いすぎが問題になることも。今回はスマホの利用状況についての調査を紹介しよう。
1日1時間以上スマホを使う人が6割越え
マイボイスコム株式会社は「携帯電話・スマートフォンとライフスタイル」についての調査を実施。スマホの1日の利用時間は2018年頃から増加傾向にあり、1日1時間以上使う人は6割弱であった。
利用用途としては「メール」や「LINEなどによる他人とのやりとり」、「Webサイトの検索」が半数を超えており、そのほか「通話」「写真を撮る」「ニュースサイト・アプリの利用」も多くの回答を得た。今回のアンケートでは挙げられていないようだが、若年層では動画・音楽の視聴やゲームアプリのプレイなども多いと考えられる。
携帯電話やスマホについての意識調査によると、「気が付くと長い時間利用している」「睡眠時も近くに置いている」人がそれぞれ20%以上という結果に。最初は、連絡があるかどうかの確認だけのつもりでも、ついSNSをチェックしたり動画アプリを開いてしまったりする経験のある人は多いのではないだろうか。「スマホや携帯電話のない生活は、退屈・不安に感じる」といった声も挙がっており、「依存」に近いレベルでスマホを手放せない人は少なくないのかもしれない。
7割が「スマホ・携帯電話がなければ困る」と回答
上述したような「端末がなければ不安」とまではいかなくとも、スマホや携帯電話がないと困る人は多いのではないだろうか。その度合いを調べると、「困る」が39.6%、「やや困る」が32.1%で、7割以上の人が『スマホや携帯電話がなければ日常生活に支障をきたす』と考えているようだ。
困ると思う人に理由を尋ねると、「公衆電話が見当たらないから」「家族と常に連絡が取れるから」など、連絡手段としてスマホや携帯電話が重宝しているという回答が挙げられた。そもそも、ほとんどの人は電話番号を連絡帳に登録しており、友人などに対してはLINEで電話することが多いため、公衆電話があっても連絡先がわからず利用できないようだ。「買い物決済に利用しているから」「マンガを読んでストレス解消しているから」など、主にスマホの利便性が高すぎるがゆえに手放せない、という意見も挙がっている。
一方、“困らない派”は「SNSの利便性より弊害が目立ってきている」「スマホは画面が小さくて疲れる」など、スマホのデメリットを語っている。誹謗中傷や著作権・肖像権などのSNSにおける問題は大きく取り上げられており、そのようなトラブルが原因で「SNS疲れ」といった言葉が一時期流行するほどであった。また「(スマホを使うのが)癖になっているだけで、離れたら順応すると思う」と、スマホなどがなくともなんだかんだで生きていけると前向きに考える人も。もし、スマホがなくなったら、おそらく順応自体は可能だが、スマホがない生活に慣れるまでに時間やストレスがかかりそうだ。
スマホや携帯電話は連絡ツールという枠を超えて、仕事でも私生活でも必需品となっている。スマホ一つでさまざまなことをこなせるため非常に便利だが、スマホを使い続けるのは、睡眠や精神衛生に悪影響を及ぼしかねない。少しずつでもスマホに触らない時間を作り、別の趣味を見つけたりするのもよいかもしれない。
出典元:【マイボイスコム株式会社/PR TIMES】