iPhoneのデータ初期化、出荷状態に戻す方法! 下取りに出す前に必ずやっておきたいこと

新型iPhoneに乗り換えるために、今使っているiPhoneを下取りに出すこともあるだろう。そんなときは、個人データが流出しないように、iPhoneを完全に初期化しておこう。もちろん、乗り換えたスマホでも今のiPhoneの設定が再現できるように、事前にバックアップしておく必要もある。ここではiPhoneを手放す前にやっておきたい初期化の方法を紹介しよう。

iPhoneを初期化するには前準備が必要!

(Image:charnsitr / Shutterstock.com)

 今使っているiPhoneを下取りに出すときは、個人データが流出しないように端末のデータをしっかりと初期化をしておこう。
 だが、いきなり初期化すると後で困ることになる。もし、新型iPhoneに乗り換えるつもりなら、必ず初期化する前にiCloudかiTunesでバックアップしておきたい。また、Apple Watchを使用している人はApple Watchのペアリングを事前に解除しておく必要もある。さらに、ゲームのバックアップやLINEの引継ぎ準備、Apple PayのSuica(スイカ)の削除なども個別に確認しておこう。
 そして、忘れてはいけないのが、Apple ID(iCloud、iTunes Store、App Store)をサインアウトしておくこと。この作業を行っておかないと初期化したはずのiPhoneのアクティベーションロックがかかったまま(「iPhoneを探す」機能がオン)になってしまうのだ。また、Androidスマホなどに乗り換える場合は、iMessageとFaceTimeをオフにて登録を解除しておこう。これを忘れると、乗り換えたあとでSMSなどを受信できなくなることもあるのだ。これでようやくiPhoneの初期化を実行する準備ができた。

iPhoneを初期化する前に、まずはApple ID(iCloud/iTunes Store/App Store)などからサインアウトしよう。iPhoneの設定からユーザー名をタップする

Apple ID画面のいちばん下にある「サインアウト」をタップすればOKだ

Androidスマホなどに乗り換える場合は、iMessageとFaceTimeをオフにしておこう

データ初期化は設定の「リセット」から行える

 iPhone内部のデータやゲームのバックアップ、Apple IDなどのサインアウトを行い、下準備ができたら、いよいよiPhoneのデータを初期化してみよう。
 まず、iPhoneの設定画面で「一般」から「リセット」を選択する。次に「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップし、「今すぐ消去」を選択しよう。続いて「パスコードを入力」と「機能制限パスコード」画面でパスコードを入力すると「iPhoneを消去」が表示される。これは2回続けて表示されるので「iPhoneを消去」をタップすればiPhoneの初期化が開始され、すべてのデータと設定が完全に消去されるのだ。
 なお、今回の手順はiOS12.3.1で行っている。バージョンが異なるiPhoneでは多少手順は異なるのはご了承願いたい。

iPhoneの設定画面で「一般」を選択して「リセット」をタップする

「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップしたら、警告画面で「今すぐ消去」を選択する。もし、バックアップしていない場合は、ここで「バックアップしてから消去」を選択しよう

「パスコードを入力」に続いて「機能制限パスコード」画面でパスコードを入力して先に進めよう

「iPhoneを消去」タップすると、「本当に続けますか?」と再度警告画面が表示されるので、もう一度「iPhoneを消去」をタップしよう。これでiPhoneの初期化が開始され、すべてのデータと設定が完全に消去される

文=すずきあきら/フリーライター

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