「消しゴムマジック」などの独自機能やコスパの良さなどで知られる、Googleのスマホ「Pixel」。2023年秋に発売予定とされるフラッグシップモデル「Pixel 8」シリーズのディスプレイに関する情報が報じられた。サイズは大きく変わることは無いようだが、エッジが丸くなり、フラットディスプレイが採用されるなど、外観からの変更がありそうだ。今回は現行モデルの「Pixel 7」シリーズと比較しつつ紹介していきたい。
フラットディスプレイで誤作動防止に期待
2023年6月17日、有名リーカーのカミラ・ヴォイチェホフスカ氏が情報メディア「Android Authority」に、Pixel 8シリーズのリーク情報を寄稿した。
まず、画面のサイズからみてみよう。「Pixel 8」は6.17インチとなり、「Pixel 7」の6.3インチからわずかに小さくなる。解像度は2,400×1,080、画素密度は427ppiのままだ。一方、「Pixel 8 Pro」は「Pixel 7 Pro」と同じ6.7インチだが、解像度は2,992×1,344、画素密度は490ppiとなり、Pixel 7 Proに比べてややスペックダウンしているが、人間の目で見えるレベルでは気にならないだろう。
さらに、Pixel 8シリーズは角がより丸くなった形状とフラットディスプレイへと変更され、手にフィットしやすく、片手でも操作しやすいようになっている。手の小さい人が多い日本人にとっては朗報だろう。また、エッジの湾曲部分に触れて誤作動することがなくなりそうだ。ボディの端ギリギリまで画面があり広く見えるよりも、誤作動しない方がいいという意見を採用する形になったとみられる。
明るさアップと可変リフレッシュレートでより快適なディスプレイに
また、画面の輝度もPixel 7の1,000ニトからPixel 8の1,400ニト、Pixel 8 Proの1,600ニトに向上し、明るい場所でも画面が見やすくなるだろう。さらにPixel 8 Proの最大リフレッシュレートは可変で、60Hz〜120Hzで自動調整される。柔軟な調整により、なめらかで快適な動画を観られると同時に、表示がアクティブでないときはリフレッシュレートを最小まで抑え、省電力も叶うのは嬉しい。
Android Authorityに掲載された、Pixel 8及びPixel 8 Pro、Pixel 7の仕様の比較は次の通り。
機種名 | Pixel 7 | Pixel 8 | Pixel 7 Pro | Pixel 8 Pro |
エッジ | フラット | フラット | カーブ | フラット |
解像度 | 2,400×1,080ピクセル | 2,400×1,080ピクセル | 3,120×1,440ピクセル | 2,992×1,344ピクセル |
画素密度 | 417 ppi | 427 ppi | 512 ppi | 490 ppi |
輝度 | 1,000ニト | 1,400ニト | 1,000ニト | 1,600ニト |
最大リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz | 120Hz | 120Hz |
対応リフレッシュレート | 30 Hz, 60 Hz, 90 Hz | 10 Hz, 30 Hz, 60 Hz, 120 Hz | 30 Hz, 60 Hz, 120 Hz | 5 Hz, 10 Hz, 30 Hz, 60-120Hz |
カミラ・ヴォイチェホフスカ氏は2023年6月10日にもカメラの情報を公開している。広角カメラのイメージセンサーが新しいものに変更され、暗い場所でのブレが軽減されるなど、期待度の高いアップグレードが行われるようだ。
次々と明るみに出るPixel 8シリーズの情報は、大きく進化する可能性が高いということだろうか。価格も気になるところだが、まずは仕様のアップグレードに期待したい。
引用元:【Android Authority】
※サムネイル画像は(Image:「Android Authority」より引用)