楽天モバイル「Rakuten最強プラン」は本当に最強なのか!? − 6つの理由で納得!

楽天モバイルは23年6月から「Rakuten最強プラン」を開始しました。以前と比べ料金が安くなったわけでもないのに何がいったい“最強”なのでしょうか? そのような疑問を持っている人も多いと思いますので、今回は、なぜ楽天モバイルが“最強”を名乗っているのか、6つの理由をじっくりと解説しましょう。

【1】無制限で月額3,278円は格安SIMも含め最安値!

そもそも楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VII」は、月3GBまでは月額1,078円、月20GBまでは月額2,178円、20GBを超えると月額3,278円でデータ使い放題になります。

月額3,278円という値段で高速回線を無制限利用できるプランは、格安SIMを含めても楽天モバイルのほかにはなく、これが楽天モバイル最大のメリットとなっています。

とくに都会の一人暮らしでは自宅に固定回線(Wi-Fi)がなく、スマホのデータ通信だけでネットに接続している人が多いので、そのようなユーザーにとって楽天モバイルの存在は非常にありがたいでしょう。

楽天モバイルの料金プランは従量制。月3GBまで月額1,078円、月20GBまで2,178円。20GB超では無制限で月額3,278円となりますが、これは格安SIMを含めても最安値となります(画像は楽天モバイル公式サイトより転載)

【2】人口カバー率がライバルと同等の99.9%に!

楽天モバイルは、無制限利用できるプランとしては月額料金が圧倒的に安いのが魅力です。

とはいえ、ライバル他社は軒並み人口カバー率99.9%を達成しているのに対し、楽天モバイルの人口カバー率は98.4%にとどまっていました。

もちろん、楽天モバイルがつながらない場合は、パートナー回線であるauにローミングされますが、au回線は月5GBまでしか利用できなかったので、場所によっては楽天モバイル最大の魅力である無制限利用ができないのがネックです。

しかし、23年6月からは「Rakuten最強プラン」auのパートナー回線の制限を撤廃することになったため、楽天モバイル最大の弱点であった“回線のつながりにくさ”が、一気に解消されることになったのです。

auのローミング回線は5Gではなく4G LTE(800MHz)になりますが、それでも楽天モバイルが、いつでもどこでもつながる安心感を得たのは大きいでしょう。

6月からはau回線のパートナーエリアでの月5GBまでの制限が撤廃されました。これによって人口カバー率はいきなりライバルと同じ99.9%になっています(画像は楽天モバイル公式サイトより転載)

【3】「Rakuten Link」アプリで国内通話が完全無料

楽天モバイルは音声通話もお得です。通常のスマホの通話料は22円/30秒ですので、1時間話すだけで2,640円もかかります。

ところが、楽天モバイルが提供するコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を利用すると、Rakuten Link同士はもちろん、通話相手が他社スマホや固定電話であっても完全無料で通話できるのです。

残念ながら音質はあまり良くないですし、一部電話番号(0180/0570/188など)にはかけられませんが、それでもどんなに長電話しても無料なのですから、これは他社にない魅力ですよね。

●楽天モバイル「Rakuten Link」は→こちら

音質はIP電話のような感じですが、自分の電話番号でどこにかけても完全無料というのは、他社がマネできない大きなアドバンテージです(画像は楽天モバイル公式サイトより転載)

【4】海外から日本への通話&データ通信も2GBまで無料

「Rakuten Link」は国内通話だけでなく、海外から日本にかける場合も完全無料で通話できます。

実は、海外にいるときに日本からの電話に出ると通常は着信料がかかりますが、Rakuten Linkならそれも無料になります。

また、楽天モバイルでは海外ローミングによるデータ通信も2GBまで無料になります。

たとえば、3泊4日程度の海外旅行でも、現地のプリペイドSIMカードを購入すれば、500~1,500円ほどするので、その分の費用が不要になるというわけです。

こちらは23年5月に筆者が台湾に行ったときのプリペイドSIMの価格です。3~5日タイプで300NTDなので、1台湾ドル=4.5円で計算すれば1,350円です(筆者撮影)

ちなみに、Rakuten LinkではSMSの送受信も可能ですし、楽天モバイル独自ドメインの「@rakumail.jp」でメールも利用できます。

さらに、23年8月からはパソコンでも利用できるようになるため、ネット接続されたノートパソコンなら、Rakuten Linkから無料電話することも可能になるのです。

コロナ禍が収束して海外に出かける機会が多くなれば、楽天モバイルの恩恵に与れる人も多くなるのではないでしょう?

●楽天モバイル「楽天モバイルは海外でも2GB無料!追加設定なしでそのまま使える」は→こちら

海外から日本に無料で電話ができ、データ通信のローミングも2GBまでは無料というのはかなりお得です(画像は楽天モバイル公式サイトより転載)

【5】楽天SPUの倍率が最大+3倍に!

楽天グループは、楽天市場を中心にしたいわゆる「楽天経済圏」を構成しています。

なかには、楽天カード、楽天ペイ、楽天銀行、楽天証券、楽天トラベルなど、あらゆるサービスを楽天グループに集約して、ポイントをごっそり稼いでいる人も多いことでしょう。

楽天モバイルも、当然、楽天市場でのポイントアップシステム「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の倍率判定サービスに含まれており、楽天モバイルユーザーなら最大+3倍され、SPUでは最大16倍も目指せるのです。

貯まったポイントを買い物で使えるのはもちろん、楽天モバイルの通信料金の支払いにあてることも可能であり、実質無料で利用している強者もいるほどです。

●楽天モバイル「SPU(スーパーポイントアップ)」は→こちら

楽天モバイルを契約していれば、SPUの倍率が最大+3倍になるのは意外と大きいでしょう。楽天経済圏の住民なら必須ですよね(画像は楽天モバイル公式サイトより転載)

【6】最新のiPhoneを4キャリア最安値で買える!

楽天モバイルといえば、大型の新規加入キャンペーンが実施されており、スマホをかなり安く買えることでも有名です。

たとえば、23年6月から楽天モバイルは「iPhoneアップグレードプログラム」を利用するユーザーを対象にしたWeb限定キャンペーンを開催しました(終了日は未定)。

●楽天モバイル「 iPhoneトク得乗り換え!対象のiPhoneが最大24,000ポイント還元!」は→こちら

このキャンペーンでは、最新のiPhone 14も対象になっており、達成条件しだいで最大2万4,000ポイントが還元されることになっています。

詳しくはこちらの記事で確認してほしいのですが、とくに最新のiPhoneを楽天モバイルで安く買えるのは大きな魅力でしょう。

現在開催中のキャンペーンでは最大2万4,000ポイントが還元されるので、最新のiPhoneが安く買えます。4大キャリアでは最安値で買えるのも、楽天モバイルの魅力のひとつでしょう(画像は楽天モバイル公式サイトより転載)

まとめ

いかがでしょうか? かつては月1GBまでなら実質0円キャンペーンやスマホ1円キャンペーンなどを積極的に展開しても、なかなか加入者が増えなかった楽天モバイル。

しかし、23年6月からは最大の弱点であった回線のつながりにくさが、人口カバー率99.9%になって大きく改善されることになったのです。これなら安心して使えますよね。

しかも、データ通信を月20GB以上利用しても格安ですし通話料も完全無料。さらに楽天市場でのポイント優遇措置まであるのですから、まさに楽天モバイルは“最強”の名に恥じないと思うのですが、皆さんも納得していただけたでしょうか?

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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