iPhoneシリーズの新機種が発売されるとなれば、ニュースサイトのトップ記事として紹介されるこの時代。水面下で研究開発を進めるApple社の動向は、世間の注目の的になっている。2022年9月にiPhone 14シリーズが発売されたこともあり、2023年内はもとよりしばらくは新機種のお目見えはないが、まだ見ぬ新シリーズに思いをはせる時間も、iPhoneユーザーにとって有意義なものにちがいない。
そのひとつ、iPhone SE(第4世代)も発売日について憶測が出る注目機種だが、ユーザーが手にできるのは1年後、もしかすると、2年以上待たなければならなそうだ。
もしかすると、2026年発売?iPhone SE(第4世代)に関する海外レポートが話題に
iPhone事情に精通する海外アナリストが報じたのは、iPhone SE(第4世代)が2024年中に発売される可能性は低いという見解だ。その理由は、データ通信に不可欠な自社製5Gモデムの準備ができていないことが関係し、その状況では2024年の発売までには至らないようだ。この5Gモデム、独自に開発するApple社の意欲作ではあるが、現在並行して開発中のiPhone 15までの機種には、外部開発のモデムが搭載されるという。iPhone本体に目がいきがちだが、その中に秘められたモデムもApple社の挑戦対象であったとは驚きだ。
想定どおりに進まないチャレンジであることは理解できるが、心待ちにしているファンの存在を思うと複雑になる。iPhoneの廉価版と称されるシリーズだが、片手に収まるコンパクトサイズと、比較的手が届きやすい価格帯には根強いファンもいる。2年周期で新作が発売されるともいわれるiPhoneシリーズで、最新機種・iPhone SE(第3世代)は2022年3月になるため、第4世代は2024年2月が既定路線か。それが2025年以降の発売となれば、iPhone SEユーザーの落胆ぶりは容易に想像できる。
iPhoneにとっての「2024年問題」まさかの新機種ゼロの可能性も……
iPhone SE(第4世代)が発売延期になれば、iPhoneファンとしては物足りない2024年になるかもしれない。iPhoneシリーズの新型・iPhone 15は2023年秋に発売がうわさされ、その通りになればナンバリング機種ということもあり年末商戦の目玉になるのは間違いない。それに続くiPhoneシリーズの新作がiPhone SE(第4世代)とiPhone 16の2機種と見込まれていた。
過去最大サイズになるといわれるiPhone 16は、いまだうわさの域を出ないだけに、iPhone SE(第4世代)の発売が2025年以降となれば、2024年は新作iPhone投入が「ゼロ」の年となるかもしれない。2007年にiPhone(初代)が発売されて以来、新作iPhoneが投入されなかった年はない。17年にわたる“連続発売記録”が2024年に途絶えてしまうのか……。いろいろな意味でiPhone SE(第4世代)のいく末を見守りたい。
引用元:【MacRumors】
参照元:【株式会社ノジマ サポートサイト】
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