いろいろな統計データをまとめているTwitterアカウント@world of Statistics。このアカウントが、各国の年収におけるiPhone購入代金の占める割合をツイートしていて興味深い。対象としているのは、iPhone 14の128GBモデル(日本では11万9,800円)で、日本は年収の3.9%だそうだ。これを高いと感じるか、安いと感じるかどちらだろう。
iPhone 14の128GBモデル 日本は年収の3.9%で手に入る!
ツイッターにはおもしろい題材を扱っているものが数多くある。@world of Statisticsのアカウントもその1つだろう。紹介文には、「ウソには3種類ある。それは、ウソ、いまいましいウソそして統計。」とあるので、話のネタにといった感じで、紹介される統計を楽しむのがよさそうだ。そこでおもしろそうなのが、「iPhoneって年収の何%で買えるの?」かの統計をとったもの。
対象機種は、iPhone 14の128GBモデルで日本の販売価格は11万9,800円、アメリカでは799ドル。@world of Statisticsの統計によると、日本は3.9%とのこと。利用頻度や活用内容など考えたら十分安い! と思っただろうか。本体だけで年収の4%かと思ったら高く感じただろうか。あなたはどのようにとらえただろう。
1位はスイスで1.8% 2位がアメリカで2.0% 3位がシンガポールで2.0%
世界の統計を見て、日本を客観的に見ることができる
そう、ここで3.9%に違和感を持った人はするどい。12万のiPhone 14が年収の3.9%だとすると、300万円ほどの平均年収となる。2022年9月に公表された国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は443万円としている。これをもとに計算すると、2.7%となってまた違った印象を与える。紹介文にも、「統計とウソ」を並べて書いているくらいなので、これくらいの誤差は十分許容範囲内だが、世界で13位にランク付けされていたものが、4位にランクアップされると思えば異議を唱えたくなるのは大人気ないだろうか。
1位はスイスで1.8%、2位がアメリカで2.0%、3位がシンガポールで、4位のアラブ首長国連邦の2.8%の前に位置できていたはずだ。だが、各国も異議を唱えたいことがらがあるかもしれず、やはり、これはこれでたしなむのが大人の流儀だろう。
この統計には、パキスタンが104.1%、ナイジェリアが105.3%と2カ国とも、iPhone 14が年収以上の価格となっている。1年働いて、ようやく、iPhoneを手に入れる国があるという現実にも目を向けさせられる。他の統計には、各国の人口のグラフがリアルタイムで動くといったものもあるので、話のネタにチェックしてみてほしい。
引用元:【9to5Mac】
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)