6月1日に提供を開始した楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」が、7月3日から新たにデータ通信専用プランの提供を開始した。楽天カード利用者が申し込み可能で、ワンクリックかつ最短3分で即時開通するというデータ通信プラン。通話をすることはできないという。一体、どのような狙いがあるのだろうか。
Rakuten最強プランにデータタイプが登場
楽天カードユーザーが対象のプラン（画像は「楽天グループ株式会社」プレスリリースより引用）
楽天モバイルは7月3日から、「楽天カード」を持っている人を対象にワンクリックで申し込むことができる、データSIM「Rakuten最強プラン（データタイプ）」を提供開始した。このプランでは、ワンクリックかつ最短3分で申し込みが完了し、即時開通が可能。インターネット接続やSMS送受信の利用ができる。さらに、このプランの提供開始にともなうポイント還元キャンペーンの適用により、初月実質3GB相当を無料で利用できるという。
申し込みは「楽天モバイル」公式サイト、「楽天市場」「楽天ペイ」「楽天カード」など、その他楽天グループサービスのアプリや公式サイトから受付を開始する。
プラン料金は「Rakuten最強プラン」同様、月間データ利用量が3GB以下の場合は980円（税込1,078円）、3GBを超え20GB以下の場合は1,980円（税込2,178円）、20GBを超えた場合はデータ利用量の上限なく2,980円（税込3,278円）となっている。
通話機能がない… なんのためのプラン？
通話機能を省いたシンプルなデータプランだ（画像は「楽天グループ株式会社」プレスリリースより引用）
同プラン最大の特徴は「通話ができない」こと。「標準電話アプリ」「Rakuten Link」どちらも利用不可と案内されている。一方で、2023年秋頃より、「Rakuten最強プラン（データタイプ）」から通話機能がある「Rakuten最強プラン」へ簡単にアップグレード可能な手続きを導入する予定というアナウンスも。
楽天モバイルは、今回のプラン提供の狙いについて「契約前に『Rakuten 最強プラン』をお試しいただけるような『Rakuten 最強プラン（データタイプ）』のご提供やご契約手続きの簡素化に取り組むことで、お客様へ新しい体験価値を提供していく」と説明。楽天モバイルを巡っては、料金の安さに定評はあるものの、通信環境などを不安視する声も多く聞かれていた。楽天モバイルと親和性の高そうな楽天カードユーザーに対して、契約前に少額の“お試しプラン”を提供し、その懸念を解消してもらうのが目的のようだ。
引用元:【楽天モバイル】
出典元:【楽天グループ株式会社/PR TIMES】
※サムネイル画像は（Image:「楽天グループ株式会社」プレスリリースより引用）
