シニア層のスマホ普及が増加する中、ネクスト社の調査によれば、60歳以上の親が主に使うスマホは「iPhone」で、購入はキャリアショップが大半であるという。スマホのメリットは「コミュニケーションが取りやすい」が挙げられている。今回は500名の子どもが答える「60歳以上のスマホ事情」についてお伝えしていこう。
60歳以上に人気のスマホは「 iPhone」、シニアのスマホ事情調査
「株式会社ネクスト」が運営する「MOBIEWN」は、60歳以上の両親を持つ子ども500名を対象に「60歳以上のスマホ事情」についてのアンケート調査を実施した。同社が7月7日に発表した調査結果によると、60歳以上の親の約4割が「iPhone」を利用していることが明らかになった。
「ご両親が使用しているスマホの機種を教えてください」と尋ねたところ、圧倒的1位はiPhoneで、全体の38.6%を占めた。「らくらくスマホ」が15%で2位、ついで「AQUOS」が8.0%で3位だった。Androidには特定の人気機種がなく、さまざまな機種が利用されている。
また、「使用しているスマホはどこで購入しましたか?」との質問に対し、78.2%が「店舗(キャリアショップ)」と回答した。ネットや家電量販店など、スマホが購入できる場所は多様化しているが、シニア層においては店舗での購入が多いようだ。
スマホのメリット・デメリット、シニア視点
「60歳以上のご両親がスマホを利用することのメリットを記載してください」という質問に対し、「連絡が取りやすくコミュニケーションがとりやすい」が65.2%で最も多く選ばれた。スマホはガラケーより、「LINE」などを活用した気軽な連絡、ビデオ通話で顔を見ながら話せるなど、遠くに住んでいてもコミュニケーションが取りやすくなることが可能で、子どもたちは、これを1番のメリットと捉えている。2位は「頭の体操ができ認知症予防になる」の8.8%、3位には「ネットで情報収集できる」の7.4%が選ばれた。
一方で、「60歳以上のご両親がスマホを利用することのデメリットを記載してください」との問いでは、「使いこなすのが難しい」が40.2%で1位だった。「フィッシング等の詐欺被害・セキュリティ管理」が2位で25.0%である。使いこなすことができれば、2位の問題も解決しやすくなるため、まずスマホを使いこなすことが、親のスマホ利用における最大の課題といえるだろう。
出典元:【株式会社NEXT/PR TIMES】
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