Apple Watch Ultra 第2世代は3Dプリント部品採用、メリットは? – 発売は23年後半予定!?

2022年9月に発売されたApple Watchの最上位モデル「Apple Watch Ultra」。雪山登山や水深40mまでの海中ダイビングなど、ハードな環境での使用を想定したモデルだ。早くも第2世代の発売時期が予想され、一部に3Dプリント部品が採用されるとの情報もある。3D部品のメリットとは? アップル社の狙いとは? 今回はこれらをひも解いていきたい。

シリーズ史上最もタフで高価なApple Watch Ultraの第2世代はいつ発売?

Apple Watch Ultra

2022年9月に発売されたApple Watch Ultraは「冒険の時間です」をキャッチコピーに、タフネスなスマートウォッチのイメージを全面に出している(画像は「Apple」公式サイトより引用)

ケース部分に航空宇宙産業レベルのチタニウムを採用するなどで、高い耐久性と耐腐食性を実現したApple Watch Ultra。バッテリー駆動時間も低電力設定では最大60時間まで使用でき、シリーズ最長を誇る。まさに、Apple Watchシリーズの最高級にふさわしいクオリティだが、価格も124,800円(税込)と気軽に試すことのできないのは辛いところだ。

そのようなApple Watch Ultraだが、2023年7月14日、著名アナリストのミンチー・クオ氏はブログプラットフォーム「Medium」に「2023年後半の新型Apple Watch Ultraはチタン機械部品の一部は3Dプリンティングで製造される予定」と投稿した。Apple Watchの標準モデルは、毎年9月に新作が発売されるのが定例となっているが、2022年に新発売となったApple Watch Ultraも2年連続の発売となる可能性は高いようだ。さらに名称についても、最近、Appleが最上位モデルの名称を「Pro」から「Ultra」に変更する傾向があるが、2023年の新作の製品名もUltraなら、その傾向は続いていくと考えられる。

3Dプリント部品が採用されたら、今後のApple製品に変化は起きるのか

「2023年下半期の新しいApple Watch Ultraの部品には 3Dプリンタ技術が採用されている」と書かれたミンチー・クオ氏のツイート

また、ミンチー・クオ氏の投稿にあった「チタン機械部品の一部は3Dプリンティングで製造される」にも注目したい。

チタン製部品の一部、具体的にはデジタルクラウン、サイドボタン、アクションボタンが3Dプリント部品に置き換えられる可能性があるとのこと。これらは現在、CNC機械工作部品が利用されている。CNC工作機械は、数値制御を行うコンピュータやソフトウェアなどが搭載された精密部品を製造する機械で、従来の汎用工作機械よりも非常に高価。そのため、導入コストが高くなり、部品の価格にも転嫁されることがデメリットのひとつだ。

今回の試みが成功すれば、コスト削減がかなう可能性がある。あえて、最上位モデルのApple Watch Ultraで3Dプリント部品への置き換えにチェレンジすることが、Appleらしいと評価したい。これがうまくいけば、今後、多くのApple製品に波及するかもしれない。新作が出るたびに、多くの製品で行われている価格上昇が抑えられたら、ユーザーにとっては嬉しいニュースになるだろう。

2023年中の新作発売が期待されるApple Watch Ultra。新機能はもちろん、部品からの改革も楽しみにしたい。

引用元:【MacRumors
参照元:【Medium

※サムネイル画像は(Image:​「Apple」公式サイトより引用)

オトナライフ編集部
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