電話やメッセージ、FaceTimeなどの強化が実施され、NameDropなどの新機能が追加されることが発表されている「iOS 17」。現時点でも、さまざまなアップデート内容が公開されているが、海外のニュースサイトはさらなる機能強化を報告した。
ページ全体のスクリーンショットが写真として保存できるように
（Image:sdx15 / Shutterstock.com） iOS 17では連絡先にポスターを設定でき、端末を近づけるだけで連絡先が交換できるNameDropが利用可能
海外の情報まとめサイトMacRumorsによると、iOS 17でサイトページ全体のスクリーンショットについて「写真で保存（Save to Photos）」機能が追加されるようだ。ページ全体を画像として保存できるようになることで、加工やメール添付などが可能に。他人との共有も簡単になった。
現在の「iOS 16」では、Safari、メモ、マップなどのアプリのページ全体のスクリーンショットを、PDFとして保存することは可能だが、画像として保存できなかったため、わざわざファイルアプリから確認しなくてはならなかった。一応、サードパーティー製のアプリを利用すれば、現在でもフルページのスクリーンショットを保存できるが、iOS 17ではデフォルトでこの機能を活用できるようになるため、より利便性は向上したといえよう。
デュアルSIMについての機能強化も
デュアルSIMを活用することで、通話に特化したプランとデータ通信に特化したプランなど、さまざまなサービスを選択可能に
iOS 17で追加される機能は、フルページのスクリーンショットの画像保存のみではない。ITやWebを中心に取り扱っている海外のニュースサイトTechCrunchは、デュアルSIMの機能強化についても報じている。
デュアルSIMとは、1台のスマホに2枚のSIMカードを挿入することで、2台分のサービスを活用できる機能だ。これにより1台のスマホで2つの電話番号や異なるアカウントを利用することができ、仕事とプライベートで使いわけなど活用の幅が広くなるようだ。
そのようなデュアルSIMについて、iOS 17ではSIMごとにメッセージや着信音を区別して設定することができ、未登録の番号に電話をかける際は、利用するSIMを選択することも可能になるという。使用するSIMを間違えて電話をかけてしまうといったミスによる個人情報の流出を防ぐことができるだろう。
iOSバージョンは毎年9月に更新されているため、iOS 17も2023年9月にリリースされると予想される。さまざまな便利機能が追加されているが、iPhone 8やiPhone Xは対象外となってしまうため、それらのユーザーはiOS 17の発表を機に買い替えてみてもいいかもしれない。
引用元:【MacRumors】
引用元:【TechCrunch】
※サムネイル画像（Image:sdx15 / Shutterstock.com）
