iPhoneの「iOS 16.6」がリリース、どこが修正された? – すべてのユーザーに推奨

2022年9月に登場したiPhone用OS「iOS 16」ですが、その後バグ修正や新機能を追加したアップデートが相次いで公開されています。23年7月12日にはセキュリティアップデートの「iOS 16.5.1(c)」がリリースされたばかりですが、それから2週間も経たない23年7月24日には早くも「iOS 16.6」がリリースされました。そこで今回は、iOS 16.6でいったい何がどう修正されたのか詳しく解説しましょう。

2023年7月24日リリースのiOS 16.6は何がどう変わった?

2022年9月13日にiPhone用のOS「iOS 16」がリリースされました。「iOS 16」にはさまざまな機能が追加されているので、詳しく知りたい人は、こちらの記事で確認してください。

iOSのメジャーアップデートでは毎回バッテリーの減りが早い、アプリが対応しておらず正しく動作しないといった不具合が見られます。

そこで、これらの不具合を解消したアップデートが次々とリリースされてきました。23年7月12日には「iOS 16.5.1(c)」がリリースされていますが、23年7月24日には早くも「iOS 16.6」が発表されています。

果たして、今回は何がどのように変わっているのでしょうか?

ちなみに、iOSのアップデートに関しては「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認できます。 もし、iOS 16にアップデートできないときはこちらの記事を確認してください。

こちらが23年7月24日にリリースされたiOS 16.6です。今回はすべてのユーザーに推奨となっており、セキュリティ強化がメインのようです

「iOS 16.6」はセキュリティアップデート!

それでは、さっそく今回のiOS 16.6の内容を確認してみましょう。

まず、今回のiOS 16.6は、バグの修正とセキュリティアップデートがメインで、新機能などはありません。すべてのユーザーに推奨されるマイナーアップデートとなっています。

修正点は「Apple Neural Engine」「Find My」「Kernel」「libxpc」「NSURLSession」「WebKit」など、16項目に渡っており、アップデート容量も688.2MB(iPhone 13の場合)と比較的大きなものになっています。

■iOS16.6の主な変更点(抜粋)

【Apple Neural Engine】アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性がある

【Find My】アプリが機密の位置情報を読み取ることができる可能性がある

【Kernel】アプリが機密のカーネル状態を変更できる可能性がある

【libxpc】アプリがroot権限を取得できる可能性がある

【WebKitWeb】コンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある

【WebKit Web Inspector】Web コンテンツを処理すると機密情報が漏洩する可能性がある

●Apple「About the security content of iOS 16.6 and iPadOS 16.6」は→こちら(英語)

(Image:support.apple.com)

こちらがApple公式サイトの「About the security content of iOS 16.6 and iPadOS 16.6」ページです。iOS 16.6では16項目の不具合を解消していると書かれてれいます(画像はApple公式サイトより転載)

まとめ

いかがでしょうか? 今回の「iOS 16.6」は全16項目に渡りバグ修正やセキュリティを強化したマイナーアップデートです。

とくに新機能はありませんが、「すべてのユーザーに推奨される」となっていますので、iPhoneを安全に使うには、早めにアップデートしたほうがいいでしょう。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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