2023年秋に一般公開が予定されている新OS「iOS 17」に注目が集まっている。米メディア「MacRumor」によれば、iPhoneの標準ブラウザ「Safari」も、より便利で安全に使用できる新機能が追加され、さらに進化するそうだ。iOS 17のSafariに追加される「9つの新機能」をお伝えしよう。
「iOS 17のSafari」プライバシーとセキュリティの強化
米MacRumorが7月28日に報じた、iOS 17のSafariに追加される9つの新機能は、特に「プライバシー保護」の強化に重点が置かれている。まず、新機能として注目されるのは、「プライベートブラウジングウィンドウ」がより安全になった点だ。これは、閲覧履歴や検索履歴、自動入力情報などがSafariに残らないブラウジングモードで、これからはFace IDやTouch IDによる「ユーザー認証」が必要となる。
第2に、URLのトラッキングパラメーターを自動で削除する機能も追加された。これにより、Webサイトがユーザーのブラウジング履歴を追跡するのを防げる。そして、3つ目の新機能は、WebサイトでもIPアドレスを非公開にできる点だ。IPアドレスが公開されていると位置情報が特定される可能性があるため、この機能によってプライバシー保護がいっそう強化される。
「iOS 17 Safari」の新機能、プロファイル機能追加
「仕事」や「趣味」といったカテゴリーごとにプロファイルの設定ができるので、ブラウジングのお気に入りや履歴を別々に管理できる
iOS 17のSafariの4番目の新機能は、「プロファイル」の追加だ。これにより、「仕事」「趣味」などのプロファイルを作成し、ブラウジングのお気に入りや履歴などを別々に管理できる。第5の機能は、プライベートブラウジング時の検索エンジンの設定だ。Google、Yahoo、Bing、DuckDuckGo、Ecosiaから選択でき、通常とは別のエンジンを使うことができる。
第6は、Safariの検索速度の向上だ。検索結果がより早く、検索範囲も広がった。第7は「ページの読み上げ」だ。「Siri」がサイトの文章を読み上げてくれるので、長い記事も「聞く」だけで済む。8番目は、「パスワードとパスキー」の共有機能だ。共有メンバーはパスワードの追加や変更も可能で、共同使用のWebサービスのログインが簡単になる。
最後に9番目の新機能は、プライバシー設定の位置の変更だ。「プライバシーとセキュリティ」が「詳細」に移動し、階層が1段階深くなった。進化したiOS 17には他にも新機能が満載なので、ぜひこの9点だけでもチェックしてみてほしい。
引用元:【MacRumors】
参照元:【iPhone Mania】
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