今年秋の発売が予想されている「iPhone 15」シリーズに関する衝撃の画像が出回っている。それはiPhone 15 Ultraの外装ケースとみられ、大きなアウトカメラ部分の枠が存在感を示している。iPhoneユーザーをはじめとしたスマホユーザーの注目を集めているのは、実はそこではない。従来のiPhoneシリーズに設置されていた左側面のミュートスイッチがなくなり、代わりにボタンが設けられている。サイドボタン、音量ボタンに次ぐ「第3のボタン」が意味するものとは……。
iPhone 15シリーズに関する新たな噂、ミュートスイッチ廃止が意味するものとは?
著名リーカーが発信する情報だけに真実味を帯びている
iPhone 15シリーズの新情報を発信したのは、X(旧:Twitter)でiPhoneに関する情報を投稿するリーカー・Majin Bu氏。8月に入りiPhone 15関連の投稿を続けるなか、注目を集めているのがiPhone 15 Ultra(Pro Max)のケースと思われる画像である。なかでも8月6日にアップされた複数の画像はケースをあらゆる角度から撮影したものだ。そのひとつ、左側面を映す画像を見ると、初代iPhoneから設置されているミュートスイッチがくりぬかれておらず、音量スイッチと同じようにカバーされていることがわかる。これはすなわち、ミュートスイッチが除かれ、新たなスイッチ「第3のスイッチ」が設置されることを意味する。
初代から続いてきた仕様の刷新の噂を受け、iPhone関連メディアはこの新たなボタンは「多機能ボタン」だと予想している。ユーザー自身が希望する設定を行い、多機能ボタンを押せばボイスメモや拡大鏡、カメラなどをすばやくアクセスできる。ユーザーにはありがたい仕様変更だが、期待機種としては地味に思えるのは筆者だけだろうか。
iPhone 15はApple社の集大成?Apple Watch Ultraのアクションボタンを水平展開か
多機能化が進むスマートフォン業界と、タイパに代表される効率至上主義の社会潮流。便利さ・快適さを追い求めた末の多機能化のはずが、ユーザーによっては選択肢が増えすぎて非効率になるというジレンマを抱えている。iPhone 15に多機能ボタンが搭載されれば、その解消に一役買うに違いない。
そして、iPhoneがユーザビリティを追求する布石はすでに打ってあったのだ。それは、Apple社のWatchシリーズにおけるフラッグシップモデル「Apple Watch Ultra」の存在だ。同機種の目玉機能のひとつが、たくさんの機能をボタンひとつでコントロールできるカスタマイズ自由自在の「アクションボタン」であり、まさに多機能ボタンと共通する役割を担っている。
フラッグシップモデルで実証された機能が搭載される可能性がでてきたiPhone 15シリーズ。単なる新ナンバリング機種と思うなかれ、Apple社の技術の粋が結集した“集大成”になるかもしれない。
引用元:【9to5Mac】
引用元:【「Majin Bu(@MajinBuOfficial)」Twitter】
参照元:【AppleInsider】
参照元:【Apple】
※サムネイル画像(Image:valiantsin suprunovich / Shutterstock.com)