2023年はもう8月。スマホ業界は年末商戦に向けて、メーカー各社は新機種の発売準備を進めている。なかでも、ひときわ注目を集めるのは「iPhone 15」シリーズ。今秋の発売が予想されるナンバリングシリーズ最新機種は、USB-C端子の部品らしきリーク画像が拡散されるなど、現実のものとして全容が見えつつある。そのようなiPhoneユーザーの盛り上がりを横目に、2024年または2025年を見据えているiPhoneユーザーも存在する。
そのお目当ては「iPhone SE(第4世代)」、歴代iPhoneシリーズのなかでも特異的な機種であり、次回で4作目になるほど支持されている。ただ、4作目も引き続きiPhone SEユーザーを惹きつけるかというと、疑問視が浮かぶニュースが出回っている。肝心かなめの「筐体」に仕様変更が行われる可能性があるのだ。
iPhone SE(第4世代)はiPhone 8ベースの筐体から変更か
iPhone SE(第4世代)は2024年の発売が見込まれていたが、7月に国外業界紙によると、ディスプレイ製造企業が有機ELパネルの納品量が不透明となったため、量産時期が2025年に延期され、それにともない発売時期は2025年以降になる可能性が出てきたという。もしかすると、今回世界に発信された情報と関係があるかもしれない。
Unknownz21氏が8月8日にX(旧:Twitter)に投稿した情報によると、iPhone SE(第4世代)はアップグレードを行いiPhone 8のフレームワークを廃止するらしい。過去には著名アナリストのMing-Chi Kuo氏がLCDに替わりOLEDディスプレイが搭載され、ディスプレイサイズは6.1インチになる旨を発信している。現行の第3世代は約4.7インチとiPhone 8水準のサイズだが、うわさが真実であれば、iPhone 14程度にサイズアップすることとなる。
筐体変更の背景には、ホームボタン非搭載に替わりFace IDが搭載される、といったアップデートが関係するとみられており、機能拡充となればうれしい反面、SEおなじみのコンパクト筐体を使えないことを残念に思うユーザーもいるだろう。
iPhoneナンバリングシリーズと変わらない、値上げ…機能拡充も懸念事項はぽろぽろ
iPhone SE(第4世代)で実施されるかもしれないアップデート。機能アップはもちろんメリットになる一方で、従来機種の特徴である「片手にすっぽり収まるコンパクトな筐体」がサイズアップにともない過去のものになり「iPhoneの廉価版としてのお求めやすい価格」が機能拡充によりiPhoneナンバリングシリーズと大差がなくなるとなれば、もはやiPhone SEとは別物になるという見方もできる。
iPhone 15シリーズの陰に隠れているiPhone SE(第4世代)の動向。大改編の予感がするだけに、購入を検討するユーザーにとっては落ち着かない日々が続きそうだ。
引用元:【「Unknownz21(@URedditor)」Twitter】
引用元:【「郭明錤 (Ming-Chi Kuo)(@mingchikuo)」Twitter】
参照元:【iPhone Mania】
※サムネイル画像(Image:Jo Panuwat D / Shutterstock.com)