スマホ修理市場が拡大傾向 – 修理の店舗/サービスを選ぶポイントとは?【MM総研調べ】

スマホが故障した際、まず、どこに連絡するだろうか。契約しているキャリアに連絡する人もいれば、スマホのメーカーに修理をお願いする人もいるだろう。ほかにも、近所の修理事業者も選択肢に入るかもしれない。このように、スマホ修理に対応してくれる店舗・サービスはさまざまなため、はじめてスマホの故障を経験した人は、どこに連絡すべきか悩んでしまう可能性も。今回は、ユーザーがスマホ修理の店舗・サービスを選ぶ理由や、修理業者の選ぶ基準を紹介しよう。

スマホの修理市場は今後拡大していく?

MM総研の調査結果によると、2022年度のスマホ修理台数は353.1万台で、2022年度のスマホ出荷台数は2985.1万台、2023年3月末のスマホ契約数は1億1000万件以上と見積もられている。それらの結果から、年間のスマホ修理市場は稼働台数の3%程度になると推測。昨今の物価高騰から新規端末の市場が伸び悩む一方で、修理市場はオンラインでの申し込みなどが普及し、さらに拡大すると予測されている。

スマホが壊れたらどこに修理に出す?(「MM総研」調べ)

スマホの修理場所の認知率についての調査では、「携帯キャリア(店舗・HP)」が70.5%で最も高く、「第三者修理事業者」「メーカーHP」がともに6割超という結果に。今回の調査では、iPhoneだけでなくAndroidユーザーも対象としているからか「アップル直営店」が58.2%、「アップル正規サービスプロバイダ」が47.2%とやや低めの認知度となっているようだ。

修理業者選びでは、「総務省登録修理業者」かどうかを確認!

総務省登録修理業者とは(画像は「総務省」(PDF)より引用)

各修理場所を選んだ理由について聞くと、携帯キャリアで修理する人は「補償・保険サービスで無料、または安く修理できる」という声が最も多かった。昨今の経済情勢に鑑みるに、費用面を重視する人は少なくないのだろう。メーカーHPでは、「オンライン・郵送・集荷で対応できる」、正規サービスプロバイダと第三者修理事業者では「家や職場から近い」が理由として大きいようだ。アップル直営店では、大手ブランドの「安心感」から修理を依頼する人が多いのだろう。

上記のように、スマホ修理に対応している店舗・サービスは多岐にわたるが、どのように修理場所を選べばよいのだろうか。

スマホステーション株式会社の修理担当者によると、スマホ修理店を選ぶ際は「修理方法や使用パーツの品質などを申請して許可された『総務省登録修理業者』なのかを確認すること」がポイントになるという。総務省登録修理業者とは、総務省に認められた携帯電話などの修理業者を指し、認定されるには審査に受かる必要がある。そのため、総務省登録修理業者は一定基準以上のスキルや安全性があると判断できるそうだ。

また、「修理後の保証期間」が数日~数週間など、保証期間が短いケースには注意が必要とのこと。目安として1カ月~3カ月は保証がある店舗を選ぶとよいようだ。

出典元:【MM総研

オトナライフ編集部
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