英Nothing Technologyが「Phone (1)」に独自UI「Nothing OS 2.0」の提供をはじめた。Nothing OS 2.0は、Android(Android 13)をベースとした同社独自のカスタマイズUI。今回のアップデートにより、今夏発売された「Phone(2)」搭載の最新OSが、2022年発売の初代モデルPhone(1)でも使えるようになった。
アップデートによりカスタマイズの幅が広がり機能性もさらに向上
Nothing OS 2.0へのアップグレードは、[設定]→[システム]→[システム アップデート]で行える。同社ホームページではNothing OS 2.0での改善点として、ホーム画面の多彩なカスタマイズが可能になったほか、時計や天気などのウィジェットのデザイン更新、特定のアプリや連絡先を設定しておくと、ロックを解除するまで背面のLEDで大事な通知を伝えてくれる「Essential Glyph Notification」機能の搭載などが挙げられている。
また、アプリの新機能として、ログアウトすることなく同じアプリを複数のアカウントで操作できるクローンアプリに言及。さらに、輝度の自動調整機能の強化など基本機能を多数、強化してPhone(1)がさらに使いやすくなるよう最適化しているという。機能性の向上はシンプルに従来ユーザーにとっては嬉しいところ。最新モデルPhone(2)が発売されたばかりのタイミングではあるものの、今回のアップデートによって他のスマホからPhone(1)への乗り換えを検討する人も出てくるかもしれない。
個性あふれる製品を次々に発表。ロンドンを拠点とする新興企業~Nothing Technology~
新OSに対応したことで、Phone(1)の使い勝手は格段に向上しそう
Nothing Technologyは、OPPO傘下のスマホメーカーOnePlusの共同創業者、カール・ペイ氏が2020年にイギリスで設立した新興メーカー。2022年に発売された同社初のスマホ「Phone (1)」は、背面から中のパーツが透けて見えるスケルトン仕様や「Glyph Interface」と呼ばれるLEDによる多彩な光の演出など、独創的なデザインも話題を呼んだ。
iPhoneユーザーからの乗り換えも少なくなかったと言われている。その他、わずか4.4gという軽さと快適なフィット感が魅力のワイヤレスイヤフォン「Ear (stick)」、最大40dbのアクティブノイズキャンセリング機能搭載で、音の世界に没入できるワイヤレスイヤフォン「Ear (2)」などを発表。ガジェットマニアからも大きな注目を集めている。
「Phone (1)」はその独自色を世間に知らしめた、ファーストインパクトと呼べる機種だ。それゆえ、愛着をもって使うユーザーの存在は容易に想像でき、「Phone(2)」の登場以降も継続しているはずだ。今回のアップデートはそのようなファンにとっては朗報に違いない。
引用元:【「Nothing(@nothing)」X】
※サムネイル画像は(Image:「NOTHING」公式サイトより引用)