ウェイブダッシュの運営するフリーマーケットサイト「ムスビー」が、同サイトにおける2023年8月の中古スマホ・タブレットの取引数ランキングを発表した。総合では、iPhoneシリーズがベスト10を独占(すべてSIMフリー国内版)。国内でのiPhone人気の高さが、はっきりと表れた形となった。
iPhone 8も先月よりランクアップ。ホームボタン搭載機の人気が依然高いか
中古スマホ総合ランキングの1位は「iPhone SE(第2世代)」となった。2位には「iPhone 11」、3位には「iPhone XR」と、2010年代後半の機種が続いた。4位には、2022年に発売された「iPhone SE(第3世代)」がランクイン。中古市場では新しい機種に分類される「iPhone SE(第3世代)」だが、トップのiPhone SE(第2世代)を下回る結果に。6位には「iPhone 8」もランクインしており、ホームボタン搭載機の人気は、依然として高いことがうかがえる。
ベスト10を見渡してみると、1位の第2世代(2020年4月発売)がそうであるように、iPhoneは、比較的発売年の古い製品が主流になっているようだ。最も古い機種は、iPhone 8と「iPhone X」で、ともに2017年。この2機種は、今月に配信が予想される、iOS17へのアップデート対象からは外れることが判明している。とはいえ、セキュリティアップデートは、まだしばらくは受けられると考えられ、メイン機種というより複数台持つ際のサブ機としての需要などもありそうだ。
2023年のスマホ業界注目のトピックである「iPhone 15」が年内に発売されるとなれば、「iPhone 14」シリーズをはじめとした、直近機種も中古市場に集まりだし、中古スマホ市場はさらに活気がでると思われる。
Androidスマホは昨年夏発売のAQUOSがトップに。比較的新しい機種が目立つ
一方、Androidスマホでは「AQUOS wish2 SH-51C(NTTドコモ)」が1位に。2位「AQUOS sense3 SH-02M(NTTドコモ)」、3位「Qua phone QZ KYV44(au)」と続く。こちらは5機種中2機種が、昨2022年発売の新しい機種が目立つ。また、古い機種でも中古価格が高値で安定している感のあるiPhoneに比べて、Androidスマホは値下げ幅も大きいようだ。
もともと、iPhoneに比べると低価格の機種が多いものの、発売からしばらく待てば値頃感もかなり出る分、急いで買う必要がないのは、Androidスマホユーザーにとっては有難い点かもしれない。
出典元:【株式会社ウェイブダッシュ/PR TIMES】
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