まもなく発表が予想されるAppleの「iPhone 15」。期待は高まるものの、「買いますか?」ときかれると……。iPhone・Andoroid・キャリアの総合情報誌サイト「スマホのススメ」が行った「iPhone 15の購買意欲調査」の結果見えてきた、消費者の本音とは?
iPhone 15「買わない」が70%超、高価格だけではない保守派の言い分とは?
スマホのススメが、10代~60代の男女300人にアンケートを実施。「iPhone 15が発売されたら購入しますか?」と尋ねたところ、「買う」と答えた人は3割以下の28.3%に。残りの7割以上の人が「買わない」と回答した。
iPhone 15を買うと答えた人の中で、その理由としてもっとも多かったのが、「現iPhoneのバッテリーの持ちが悪くなったため」。今、使っているiPhoneでは使用に支障をきたしている以上、「買い替えざるを得ない」というのが実情のようだ。ただ、他にもiPhone 15を買う理由として、「充電がType-C対応になるとうわさされているため」「最新チップの搭載を期待しているため」「フルモデルチェンジがうわさされているため」といった回答も多かったそう。
欧州では、2024年末までに共通規格として、Type-C端子の搭載が義務付けられているため、iPhone 15がType-C対応になることはほぼ確実だろう。他にも、大幅な進化が見込まれており、スペックや機能に大きな期待を寄せている人が、例年以上に多い印象だという。ここにきて、AndroidからiPhoneへの乗り換えを予定している人も多いのかもしれない。
「買わない」というより「買えない」のが実情か……iPhoneの高価格戦略は成功する?
「買わない」と答えた人の理由として最も多く挙げられたのが「価格が高いため」。中には「円安の影響で高くなりそうだから」といった意見もあったそうだが、ほとんどの人にとっては、iPhone自体の価格の高さがネックになっているようだ。昨年発売されたiPhone 14の価格は、実は日本が世界中で最安レベルだったが、それでもやはり多くの人が「iPhoneは高い」と感じたのも事実。物価高で、家計がより厳しくなっている今日ではなおさらだろう。
「iPhone 15 Pro」シリーズについては、すでに100ドル~200ドル程度の値上げがうわさされており、発売すぐのタイミングで購入するには、ますます手が届きにくくなっているようだ。また、通常新しいモデルの発売に合わせて、旧モデルが値下げされる傾向にあり、今回「最新モデルより型落ちしたiPhoneを安く買いたい」という回答も多かったとしている。
なお、スマホのススメが予想するiPhone15の価格は、iPhone 15:119,800円~、iPhone15 Plus:134,800円~、iPhone15 Pro:164,800円~、iPhone15 Pro MAX(Ultra):194,800円~となっている。
なにかと価格が話題となるiPhone 15だが、機能次第では“お値段以上”の価値を感じる人もいるはずだ。きたる公式発表を受けて、世論はどう変わるのか注目だ。
出典元:【スマホのススメ】
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