Appleは、iPhone 15シリーズの発表に合わせて、iOS 17の正式版の配信を9月19日(火)にスタートすると発表した。AirDropの進化で、相手のiPhoneに近づけるだけで連絡先の交換が可能になるなど、多くの新機能が採用されているiOS 17。対応機種はiPhone SE(第2世代)、iPhone XS/XR以降となる。また、一部の機能に関しては、iOS 17の公開当初には利用できない。
iPhone 15シリーズの発表に合わせて、iOS 17の配信が9月19日よりスタート
iPhone 15シリーズの発表が目前に迫っているApple。その発表に合わせて、iOS 17の正式版の配信を9月19日(火)にスタートすると発表した。今回のOSは多くの新機能が採用されており、ざっと見ただけでも10以上ある。対応機種はiPhone SE(第2世代)、iPhone XS/XR以降。iPhone XやiPhone 8は対象外となる。
よく使いそうな機能としては、連絡先の交換をする「NameDrop」だろうか。これがAirDropの進化により、相手のiPhoneに近づけるだけでできるようになるという。他には、充電中にiPhoneを横向きにすると、離れた場所からも時間や日付などを確認できる「スタンバイ」画面が追加される。スタンバイ画面は1つではなく、ウィジェットスタック機能で画面を切り替えて使えるので、スポーツの試合結果や、フードデリバリーサービスの配達状況なども確認できる。
メールに届いた認証コードを自動入力したり、写真から料理のレシピを提示してくれる!
筆者が一番ありがたい! と思った機能は、メールに届いた認証コードを自動入力してくれるというもの。メールを開いて6桁ほどの数字を覚えて、入力画面に戻って手入力するといった作業を、今後はせずにすむのだ。Safariから離れずログインできるので、自分は何もしなくてもいい。
マップがオフラインでも使える、というのも便利だ。地図の一部をダウンロードしておいてオフライン時に使え、場所カードに書かれた営業時間や評価の確認もできるし、車、徒歩、自転車などでの経路もチェックできる。
写真は人間だけではなく、ペットも認識可能となった。さらに、料理の写真からレシピを調べられるようにもなっているし、ビデオで「画像を調べる」を使うと動植物、観光名所などを調べられる。
Siriに関しては、「Hey」と呼びかける必要がなくなり、パートナーに「今帰っているところ」って伝えて、帰宅したら植物の水やりのリマインドして、と複数のお願いをできるようになった。
他にも、AirTagを最大5人で共有可能とか、ミュージックアプリでプレイリストを仲間で共同編集できるとか、日記アプリ「ジャーナル」で書くネタをその日の活動記録から提案してくれたりと、使いこなせないほどある。自分にとって有用な機能を探してみよう。
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)