iPhone 15の値段、実は世界で3番目に安い国って知ってた!

9月12日に最新機種「iPhone 15」シリーズが発表されて数日が経過し、ワイドショーや経済ニュースでもメインニュースとして取り扱われる状況に国民の関心の高さがうかがえる。Apple独自の「ライトニング端子」が廃止され「USBタイプC」が採用されたことやカラーバリエーションなどの注目トピックスと並んで、世間の関心事として扱われているのが「価格」である。嗜好品化するスマートフォン業界のなかにあって、iPhoneの価格帯はピラミッドのトップに位置していると言っても過言ではないだけに、「新型iPhone=今回も価格が高い」という論調はいつものことだ。しかし、世界的には日本のiPhone価格は高いのか。意外と知られていない世界比較の調査結果が発表されたので紹介したい。

日本は世界で3番目に「安い国」iPhone 15の国別価格が発表

国別価格を示すグラフ。高い層にいるのが日本……と思いきや意外な低水準となった(「Nukeni」調べ)

アップル製品の国際的な価格比較を公開しているNukeniは、iPhone 15の発売が発表された直後に世界38カ国のAppleオンラインストアを通じて「iPhone 15 128GBモデルの税込発売価格」をリサーチ。その結果を9月13日に発表した。

高いと感じている人が多いであろう日本だが、124,800円で世界的には3番目に安い国という結果となった。最も安い国は中国で120,989円、2番目はアメリカ (最低税率)で121,916円である。

(「Nukeni」調べ)

一方の高い国の上位は、トルコが272,991円、ブラジルが216,937円、ハンガリーが166,452円となっている。第1位のトルコはiPhone 14から61.3%という大幅な値上げ率を記録し、第3位のハンガリーは10%以上の値下げ率となったうえでこの高値である。「円安・物価高が続く日本はiPhoneも高い……」という嘆きは、世界的に贅沢な悩みなのかもしれない。

iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro……タイプ別価格ではさらに意外な結果に

iPhone 15 Plusでは容量を問わず日本は2番目の安さとなった(「Nukeni」調べ)

(「Nukeni」調べ)

次にタイプ別価格も見ていきたい。「iPhone 15 Plus」では128GBで日本は139,800円と世界2位の低水準となった。「iPhone 15 Pro」においても同様に128GBでは159,800円と2番目の安値であり、「iPhone 15」を上回る低水準を記録した

(「Nukeni」調べ)

そしてフラッグシップモデルである「iPhone 15 Pro Max」のうち最大容量1TBの価格は、日本は249,800円で世界第2位の安値となった。ハイクラスに位置する20万円台だが、世界に目を向ければトルコは508,682円とまさかの“50万円超え”を記録している。

グローバル化が叫ばれて久しい令和の時代だが、日本の「iPhone高い論争」が贅沢な話題であることがわかった今回の発表。日本には日本の経済状況はあるものの、人気機種ゆえに規模の経済が働いて低価格になっている側面もあるかもしれない。そんな日本なりの恩恵にも感謝しながら「iPhone 15」シリーズの購入を検討してみるのもいいだろう。

引用元:【Nukeni

※サムネイル画像は(Image:​「Apple」公式サイトより引用)

オトナライフ編集部
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