先日、筆者は「自宅でスマホを無くす」という経験をしました。スマホを外出先で無くしたことは人生で一度も無いので、「まさか自宅で無くす」とは思いもよらず……。
しかもことも有ろうにスマホを完全にサイレントに設定しており、着信音はもちろん、アラームもメディア音も鳴らず、端末の音量設定自体もゼロにしていた状況。一般的なマナーモードよりもいっそう「音が鳴らない」設定にしていたのです。一般的に思いつく方法ではどうやってもスマホを見つけることはできませんでした。
そんな筆者が、家の中で無くしたスマホを何とか見つけることができた最終手段を今回は実録としてご紹介します。
【実録】スマホを家の中で無くした!
筆者が自宅でスマホを無くしたときの、大まかな流れは以下の通りです。
【0】起床~着替え、身支度
【1】2階の書斎でオンラインMTGを実施
【2】1階に降りて気分転換後、軽食を食べつつ小休憩
【3】書斎に戻ろうとしたときにスマホがないことに気付く
とはいえ朝起きて、スラックはモバイルアプリ経由で見たので「少なくとも朝起きてすぐに1回、スマホを使った」のは間違いありません。
そしてスマホをなくしたことに気付いたとき、自分が「では、いつまでスマホを持っていたのか」「書斎でスマホを使ったのか」「1階に降りた後スマホを使っていたのか」まったく記憶がなく「間違いなく自宅の中にスマホはあるが、どこで無くしたのか分からない」状態に陥ったのです。
紛失したスマホは「サイレント」に設定済み
筆者が利用していたのはAndroidスマホであり、Androidのデフォルト機能を使って「無音」に設定済みのものでした。
ちなみに「サイレントモード」は通常のマナーモードと異なり、いわば「スマホのほぼすべての音を無音にする機能」と言っても過言ではありません。
なお、マナーモードについては以下の4種類があります。
着信音 | アラーム音 | メディア音 | |
通常マナー | 鳴らない(バイブあり) | 鳴らない | 鳴る |
サイレント | 鳴らない | 鳴らない | 鳴らない |
アラームのみ | 鳴らない | 鳴る | 鳴る |
優先する通知のみ | 指定する通知のみ鳴る | 鳴る | 鳴る |
なお筆者はスマホでほとんど音楽なども再生しないので、端末の音量自体もゼロでした。
スマホを「家の中で無くした」とき、筆者の場合は役に立たなかった方法
スマホを無くしたとき、大抵の場合は「見つかる」であろう3つの方法では筆者のスマホは一切見つかりませんでした。
【1】スマホに電話をかける
まず、筆者は自宅にいた家族に電話をかけてもらいました。
【2】位置情報アプリを利用する
スマホを無くした場合「iPhoneを探す」などGPSを使う方も多いでしょう。筆者の場合は位置情報アプリ「whoo」をインストールしていたため、whooを経由して場所を特定することも試しました。しかし「自宅の具体的にどこにあるのか」までは特定できず、あまり意味がありませんでした。
【3】心当たりのある場所をすべて探す
起床してからスマホを無くしたことに気付いた時間帯まで、自分自身が手を付けた場所をすべて洗い直して調べもしました。しかし、ゴミ箱の中から愛猫が寝ているクッションの裏まで調べてもスマホは見つかりませんでした。
サイレントに設定したスマホを筆者が見つけた最終手段
先ほどご紹介した1~3の方法でスマホが見つからず、最後に筆者が頼ったのはGoogleが公式に提供する「Googleデバイスを探す」機能でした。
【1】「デバイスを探す」にアクセス
では、「Googleデバイスを探す」機能を使う方法をご紹介します。
●スマートフォンを探すは→こちら
【2】「音を鳴らす」で強制的にスマホを鳴らす
「デバイスを探す」では「音を鳴らす」「デバイスを保護」「デバイスデータを消去」の3通りの機能が提供されています。
「完全に端末がサイレント状態」かつ「音量はゼロ」でもスマホから音が鳴った!
そうして実際に音を鳴らしてみると、「完全に端末がサイレント状態」かつ「音量はゼロ」でもスマホから音が鳴りました!ずっと無音でばかり使っていたスマホから、サイレンのような音が爆音で鳴り響き、筆者は無事にスマホを見つけることができました。
・位置情報にほぼ意味が無い
・端末はサイレントモードで、音量は完全にゼロで電話をかけても見つからない
・心当たりのある場所はすべて調べた
のに見つからなかったスマホを見つけることができ、感動すると同時にGoogleの技術力に心の底から感謝した次第です。
結局、筆者のスマホはどこにあったのか?
結論から言うと「2階の書斎の本棚に並べられている単行本などの裏」にありました。ちなみに技術関連の書籍です。
どうも筆者は書斎でのMTGの最中、議題に対して「そのトピックならこの本に書いてあったな」と無意識に一冊の本を手に取った様子。しかし話がまた別の方向に逸れたので本棚に本を戻し、そのときに何故か手元のスマホも本棚に戻したようです。
おそらく「MTG中に使わないものを全部本棚に戻そう」として、スマホも使わないので戻したのかもしれません……。完全に無意識の中での行動とは恐ろしいものだ、と教訓を得られました。
まとめ
「Googleデバイスを探す」機能がなかったら永遠に見つからなかったかもしれない筆者のスマホ。ちなみに、この方法にたどり着くまでに3時間ほど掛かり、見つかったあとは安堵とともに途方もない疲労感も覚えました。
「いつも手元に持っているものを適当な場所に置いてしまう」という癖がある人は筆者以外にも多いはず。そもそも着信音をオンにしていればいいのですが、MTGが多いこともあり、サイレント状態がベスト。そのような人が自宅でスマホをなくしてしまったときはぜひこの記事を参考にスマホを見つけてください。
※サムネイル画像(Image:Wongsakorn Napaeng / Shutterstock.com)