2023年9月22日に発売した「iPhone 15」シリーズの出足が好調だ。予約はしたが現在も入荷待ちの状態が続き、現物を入手できた人はまだ多くないとみられる。そんななか、中国では早くも詐欺のターゲットになっているようだ。未開封であることを示すシールが早くも偽造されているという報告があり、気をつけなければいけない。だまされないようにする方法はあるのだろうか。
Appleが詐欺防止に導入したシールとは
The Chinese have already replicated the seals for the new iPhone 15, So be careful when buying a new iPhone 15 online and do the necessary checks to make sure everything is in order https://t.co/p6nszjqi61 pic.twitter.com/8TtcwzilKF
— Majin Bu (@MajinBuOfficial) September 27, 2023
Majin Bu氏(@MajinBuOfficial)の投稿。大量の封止シールの束の画像が意味するものとは
2023年9月28日、リーカーのMajin Bu氏はXの投稿で「中国人はすでに新しいiPhone 15のシールを複製している。オンラインでiPhone 15を購入するときは、正常な状態であるか注意してチェックを」と警戒を呼びかけた。その投稿には、偽造されたと考えられる封止シールだけの束の写真も貼られている。iPhoneの製品工場が中国にある以上、偽造する技術も中国国内に出回ってしまうのは致し方ないことなのかもしれない。
Appleは「iPhone 13」シリーズから、このような未開封シールを導入している。しかし、簡単に未開封であることを偽造されてしまったため、「iPhone 14」では粘着力が強化された新たなシールが導入された。しかし、やはり詐欺が横行したことを受け、iPhone 15シリーズでは箱と封止シールにUVライトを当てると、正規品であると確認できるセキュリティホログラムが浮かび上がる仕様に変更されている。Apple側がこれらの対応を公式に発表しないのは、詐欺グループにいわゆる「種明かし」を避けるためとも考えられる。
詐欺にあわないための対策はあるのか
本物の新品未開封のiPhoneを入手するためには、何に注意すればよいのだろうか。結局、一番安全なのは、公式ストアやキャリアなどの日本の信頼できる店舗で購入することだ。2023年9月末現在もApple公式オンラインストアにおける発送予定は、iPhone 15は10月中旬から下旬ごろ、iPhone 15 Proは11月中旬ごろとなっており、入手困難な状態は続いている。しかし、ドコモオンラインショップではiPhone 15などの一部商品が「在庫あり」と表示され、キャリアによってはすぐに入手できる状態になりつつある。
詐欺や偽装のいたちごっこはこれから先も続きそうだが、ユーザー側もだまされないようにする対策は取ることは可能だ。決して安い買い物ではないiPhone15、少し待ってでも公式ストアから購入するのも自衛手段のひとつではないだろうか。
引用元:【「Majin Bu(@MajinBuOfficial)」X(旧Twitter)】
参照元:【iPhone Mania】
※サムネイル画像(Image:Adnan Ahmad Ali / Shutterstock.com)