絶賛発売中のiPhone 15シリーズだが、新色として、レッドカラーが春に発売になるかも…などといったうわさがあるが、実際は違うかもしれないことがわかった。中国のサイト“IT之家”によると、Appleの社内から情報漏洩元を突き止めるために、意図的に流した偽情報だった、としている。このAppleの対策によって、情報元がApple社員の妹だったことが発覚し、社員本人は解雇されたと指摘している。
iPhone 15シリーズ「新色でレッド登場」は、情報漏洩元を突き止めるための偽情報
うわさの当初から否定していたUnkownz21氏(@URedditor)
絶賛発売中のiPhone 15シリーズ。とくに、iPhone 15 Proシリーズはチタニウムに筐体が変更され、より上質な雰囲気になっている。だが、カラーバリエーションは物足りないと思っていた人もいるかもしれない。だから、iPhone 15 Proシリーズは、新色としてダークレッドがラインナップされるといったうわさや、iPhone 15シリーズには、2024年春の新作として(PRODUCT)REDが発売されるといったうわさがあって、期待していた人もいるだろう。
だが、中国のサイトIT之家がこのうわさを否定している。というのも、Appleが社内からの情報漏洩元を突き止めるために、上記の偽の情報を流したというのだ。これにより、Analyst941氏(@Analyst941)の情報源がApple社員の妹だったことが露呈し、社員本人は解雇されている。
情報漏洩元を突き止めるために、偽情報を流すといった例は過去にも
こういったケースは過去にもあったようだ。2020年にリーカーのジョン・プロッサー氏が「iOS 13の後継OSの名称が、iPhone OSになる」と予想していたのだが、実際の名称は「iOS 14」だった。この件に関しても、Appleがプロッサー氏に情報をリークしている人物を推測し、あえて間違った情報を流すことでプロッサー氏の反応を見て、リーク元の特定に成功したのではないかと言われている。
プロッサー氏が、複数のリーク元から情報を集めることを評価しているところもあるので、この件だけで、彼の評判が落ちるわけではなさそうだが、リーカーが偽情報を流さないようにしているのは当たり前だし、Apple側もこういった対応をしているとこを見ると、両者の攻防が興味深い。
一方、リーカーのUnkownz21氏(@URedditor)はこのうわさに当初から否定的だったという。彼はiPhone 15 Proシリーズの開発段階ですら、ダークレッドが試みられたことはない、と言っていたようだ。
iPhone 15シリーズは、新色の発売があるのだろうか。直近でみると、iPhone 14シリーズでは追加のカラーの発売はなく、去年3月発売のiPhone SE(第3世代)も同じようになかったが、iPhone 13シリーズでは、3月にグリーンが追加された。今後も新しい情報を注視したい。
引用元:【Weibo】
引用元:【「Unknownz21(@URedditor)」X】
引用元:【MacRumors】
※サムネイル画像は(Image:「docomoOfficial(@docomoOfficial)」youtubeより引用)