毎年、続々と新機種が発売されるスマホやタブレット。新たな機能やデザインを求めて、発売を心待ちにしている人もいる一方で、新機種が発売されたことにより、型落ちとなる中古の端末を購入する人もいるのではないでしょうか。株式会社ウェイブダッシュが運営するフリーマーケットサイト「ムスビー」が、同サイトで2023年9月に、実際に取引された中古スマホと中古タブレットの取引数ランキングを発表しています。その結果を見ていきましょう。
総合ランキングでは「iPhone」が上位を独占
まずは、総合ランキングを見てみると、1位は2020年4月に発売された「iPhone SE(第2世代)(SIMフリー国内版)」、2位は2019年9月発売の「iPhone 11(SIMフリー国内版)」、3位は2022年3月に発売された「iPhone SE(第3世代)(SIMフリー国内版)」、4位は2020年10月発売の「iPhone 12(SIMフリー国内版)」、5位は2017年9月に発売された「iPhone 8(SIMフリー国内版)」と、以下10位までをすべて「iPhone」シリーズが独占していました。
長期でOSのアップデートやサポートが受けられるiPhoneに対し、Androidはキャリアやメーカー、機種によりサポート期間が異なるうえ、サポート期間も短い傾向があることなどが、この結果にあらわれているのではないでしょうか。「古い機種を購入したらキャリアの修理対象外だった…」なんてトラブルも考えられるAndroid。それに対して、iPhoneはサポート対象機種もわかりやすいため、安心して中古の端末を購入できるのかもしれません。
Androidの販売数上位5機種は2021年冬モデル以降
続いて、Androidのみのランキングを見ていきましょう。総合ランキングでは、iPhoneに上位を譲ったAndroidですが、その中で人気だったのは、NTTドコモ2022年夏モデルの「Xperia Ace III SO-53C」でした。ついで2位は、同じくNTTドコモ2022年夏モデルの「AQUOS wish2 SH-51C」、3位はSIMフリーの2023年春モデル「Xperia 10 IV」、4位はY!mobileの2022年冬モデル「Libero 5G III」、5位はNTTドコモの2021-2022冬春モデル「Galaxy A53 5G」となっています。
2021年冬以降のモデルが上位を占めており、2017年のモデルが5位にランクインしたiPhoneと比較すると、Androidでは中古とはいえ、新しいモデルが売れている、ということがわかります。
最後に、タブレットのランキングも発表されているので、紹介しましょう。1位は2018年3月に発売された「iPad(第6世)」、2位は2021年9月発売の「iPad(第9世代)」、3位は2019年9月発売の「iPad(第7世代)」、4位は2014年10月発売の「iPad Air 2」、5位は2015年9月発売の「iPad mini 4」でした。タブレットでも上位はiPadが独占。長期サポートのあるAppleが中古市場では上位を占める、という結果になりました。
中古端末は、購入前にサポートやコンディションの確認を
スマホやタブレット端末の価格高騰にともない、本体価格が安い中古にも注目が集まっているようですが、サポート体制やSIMの状態など、新機種購入時とは違ったところで注意が必要となることもあります。
そのため、中古のスマホやタブレットを購入する際は、端末の状態も含めて、しっかりと確認しておきたいところです。ムスビーでは、商品のコンディションについて確認すべきポイントについても説明しているので、購入を検討しているという人は、確認してみてはいかがでしょうか。
出典元:【株式会社ウェイブダッシュ/PR TIMES】
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